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第六話 勇者パーティ加入
翌朝。王都北門に、勇者一行が集結していた。
リオンを中心に、聖女ミレイユ、騎士ガレス、斥候フィン、そしてザルド。
「え、俺も行くの? 本気で?」
「当たり前だろ、王命だし」フィンが笑う。
ミレイユはザルドをじっと見て小さく祈りを捧げた。
「虚空の詠唱……どうか暴走しませんように」
「おいおい、縁起でもねぇこと言うなよ!」
道を歩き出す一行。
最初の目的地は北方の氷壁地帯。魔王軍の拠点が潜むと噂されていた。
森を抜ける途中、瘴気を纏った魔獣が姿を現す。
「前衛は俺とガレス! 後衛はミレイユ! フィンは索敵! ザルドは……」
リオンが指示を飛ばすが、魔獣はもう目の前に迫っていた。
「うわっ! 来たああ!!」
反射的にザルドが手をかざす。
ドゴォッ!!
空間が歪み、魔獣は影すら残さず消し飛んだ。
「……は?」
仲間全員が凍りつく。
リオンだけが薄く笑い、呟いた。
「やはり、お前の力は必要だ」
ザルドは震える手を見下ろした。
「いや……やっぱり俺、ヤバいんじゃ……?」
作:ChatGPT5




