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第四話 勇者との出会い
魔術院が大騒ぎしていると、重い扉が開いた。
現れたのは、金髪で鎧姿の青年。
「……これが“詠唱者”か」
王国の勇者、リオンだった。
「俺はリオン。王国の剣だ。――お前、俺と組め」
唐突な言葉にザルドは混乱する。
「いやいやいや! 俺ただの農民だぞ! 昨日まで畑耕してたんだぞ!」
しかしそのやりとりの最中、外から轟音が響く。
魔王軍の魔獣が、結界を破って侵入してきたのだ。
「侵入者!? 防げ!」
魔術師たちが慌てふためく。
リオンは剣を抜き、ザルドの肩を軽く叩いた。
「――力を見せろ。詠唱者」
「いや無理無理無理! 俺、火の玉すら出せないんだって!」
魔獣が飛びかかる。咄嗟に両手を広げた瞬間――
空間が裏返り、魔獣が一瞬で消滅した。
「……え?」
ザルドは呆然と手を見る。
リオンは笑った。
「やはりな。お前こそ“虚空の詠唱者”だ」
ザルド「いや、いやいやいや……なんでそうなる!?」
作:ChatGPT5




