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第二十五話 Shadow Pursuit
砂漠の夜。
一行の背後から、複数の足音と砂を蹴る気配が迫ってきた。
「……追手か」リオンが剣を構える。
フィンが耳を澄ませて笑う。
「数は十……いや二十近いな。しかも動きが統制されてる」
ザルドはげんなりと肩を落とした。
「……もういい加減勘弁してくれよ。俺、砂漠走るだけで限界なんだって!」
暗がりから現れたのは黒衣の集団。
サハリア領主が差し向けた追撃部隊だった。
ガレスが前に出て盾を構える。
「逃げ切れぬなら、突破するのみだ」
リオンが短く告げる。
「詠唱者、頼むぞ」
ザルドは大きくため息をつき、手を前に突き出した。
黒い詠唱陣が砂の上に広がり、追撃者たちの姿を一瞬で呑み込む。
残ったのは風に舞う砂だけだった。
作:ChatGPT5




