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第二話 王都への連行
翌朝。村は昨日の「空が裂けた事件」の話で持ちきりだった。
「……やばいな。絶対俺のせいだろ」
井戸で顔を洗いながら、ザルドはため息をついた。
そこに――
「王都からの使者だー!!」
村の広場に豪華な馬車と鎧の騎士団が現れた。
隊長らしき男が叫ぶ。
「昨夜、この地で異常な魔力を観測した! 該当者を王都に連行する!」
村人全員の視線がザルドに突き刺さる。
昨日の“光の雨”を見ていたからだ。
「え、ちょっと待って。俺じゃないって! ……たぶん!」
「お前だな! 虚空の詠唱者!」
そのまま鎖をかけられ、ザルドは馬車に放り込まれた。
本人は頭を抱える。
「いやいやいや! 俺ただの村人だって!」
しかし、この強制連行こそが、彼を世界の中心に押し上げる第一歩だった。
作:ChatGPT5




