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第十一話 王都への報告
氷の守護獣を倒した一行は、無事に洞窟を突破した。
吹き抜ける風の向こうには、北方の広大な雪原が広がっている。
「……ここを越えたら魔王軍の拠点か」
リオンが小さくつぶやく。
だが、まずは王都への報告が必要と判断され、伝令を飛ばすことになった。
ガレスが報告書をまとめ、フィンが素早く伝令鳥に括り付ける。
「これで王都に知らせは届くだろ」
ミレイユはザルドを見つめ、少し迷ったように言った。
「あなたの力……王都に知られたら、きっと国全体が動き出します」
「えぇ……俺もう十分目立ってるだろ!? これ以上とか勘弁してくれ!」
しかし、虚空の詠唱は確実に王都へ伝わった。
その力はもはや「ただの辺境の村人の噂」では済まなくなっていた。
作:ChatGPT5




