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はじまりと終わり
私の日常は普通に始まった。
今日は日曜日。私はお休みなので家にいた。
朝はパンとソーセージ、それと目玉焼き。それに醤油をかけていただく。
その後はカフェオレを飲みながらテレビを観て、金曜に出された宿題をする。
終わったら母が作り置きしてくれたオムライスを食べて、だらだら漫画を読む。
父と弟は野球観戦。母は買い物。
いつもの日曜と同じそんな日にそれは突然起きた。
原因は右隣の家の寝タバコらしい。
いつの間にか広がった火はすぐに消すことなんてできなくて、変な臭いがすると思ったら私は火に囲まれていた。
出火場と隣接していた部屋にいた私には逃げるのが遅ぎたのかな。
窓は熱を伝えていて、とても熱くて開けられない。後ろは火の海。
咽て泣きながら助けを呼んでいたが私は意識が曖昧なまま人生を終えた。
そして私の人生は新たに始まった。