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#1 泣いている
自分は何のために生きているんだろう
学校にも家にも居場所を見つけられない
逃げたい
そう思いながら寝るの、今日で何回目なんだろう
なんて言いながら、眠りにおちていくのであった。
今日も学校だ。行きたくないと思いながらも、行かなきゃ、という気持ちにおされて準備を済ませて家を出た。暖かい何かが落ちてきた。スカートが濡れた。
自分は気づいた。泣いているって。
消えたい
学校で提出する三行日記にそう書いても、返ってくるのは
「そんなこと言わないで」
だ。その一言が余計に辛い。言わないでって言われて対処できるなら、最初からそんなこと書かない。誰かに聞いてほしかった。自分は決めた。この人にはもう相談しないって。
泣きたい
けど
泣けない
そんな日常が自分を苦しめていく
自分が潰されていく
———自分に、自由なんてなかったんだ
空は残酷なほど青かった。
この作品は、みいが実際に体験したことをもとに小説化しています。
要するに、
語り手(自分)=みい
です。