表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

これってもしかして召喚書?

ーピピピピ ピピピピ ピピ、、カチッ

「はー、なんで朝起きないといけないんだろ。」

いつものようにうす暗い部屋でため息をついた。


俺の名前は赤原龍也 高校バスケ部2軍キャプテン 

クラスでは環境係 好きなものアニメ 

通知表オールB 彼女なしの高校2年生


ここまで言えば分かるだろう

俺は普通の極地である!!勉強も普通、運動も普通、顔も普通、、、

といっても別に学校で浮いてるわけではなく

こんな自分を変えたいと思っているわけでもない。

今は通学中だか毎日そんなことを考えたりもしない。

刺激も求めていない。それはなぜか、、、

「龍ちゃんおはよー!」「龍也おはよ。」「龍也髪切った?」

「おはよ。切ってねえよ」

こいつらに毎日刺激をもらっているからだ!

左から順に説明しよう!

こいつの名前は塚原奏太 陸上部で運動神経抜群 どこの部からも助っ人として引っ張りだこ

バスケ部に関しては俺より試合に出ている。

高校からの付き合いだが、勉強のほうはあまり芳しくない。


真ん中、こっちも高校から。名前は詩田海斗 2年生にして生徒会長

性格や愛想、センス、顔あらゆる面で一級品だ。

女子からも男子からもモテる。一家に一人はいてもいい!


ラストは中学からの友達 宮川聖 ちょっとうざいが勘が鋭い。

そしてエグいくらい頭がいい。これはなぜか、などとは考えない。

こいつは中学の時から頭が良かった。地頭がいいのにすさまじい努力家だったからだ。


そんな3人と俺はいつも一緒にいる。


放課後、俺は海斗と同じクラスなので二人で聖と奏太教室まで行く。

「今から俺んち行こうぜ。なんか変な本見つけたんだよ。」

「聖の家って遠いっけ」

「そんなじゃね?」

「じゃあ競争な!」

「無理無理だるい」

「えーなんでだよー」

そんなことを話してたらあっという間についてしまった。

「そうそうこの本」

聖の部屋で遊んでいると何やら古くさそうな本を持ってきた。

召喚書と逆向きで書かれた本を4人でのぞき込んだ。

「なんか親父の部屋にあったんだけど」

聖のお父さんは7年前、急に行方不明になった。

そのことはみんな知っているので、触れなかった。

「とりあえず開いてみれば」

と言いつつ、海斗が開いたが中は真っ白だった。

そして最後のページに一文字。

ーログイン

「こうゆうのってわくわくするよね。海ちゃん。押してみ?」

「いやだよなんか起きそうだし。僕じゃなくて聖が押してよー」

「だいじょぶだいじょぶ、何も起きないって」

「アニメ好きの龍也はどうしたらいいと思う?」

「こうゆう時、アニメの主人公なら、、、間違いなく押す!!」

そういった瞬間、みんなで一斉に押した。


その瞬間俺は見た。聖の部屋だった目の前があっという間に教会らしきところに変わった。

「え!これどうなってんの!?」

「つーかここどこよ!?」

「僕たちさっきまで部屋にいたのに」

俺は何も言わずにドアの方へ走った。

「はあ、はあ」息を荒げながら願った。

何を願ったのかは分からない。ただ強く願いを込めて外に出た。

そこには確かに人間がいたが着ている服、住居、持ち物など見たことがないものばかりだった。

「えっ、これって」

「うそだろ、、」

「夢でも見てんの、、、」

何度も見てきた、想像してきたシチュエーション、、

これは正真正銘の、、、4人顔を見合わせ、言った。

「異世界来たー!!!!」

コーンコーン、響き渡る鐘の音が俺たちの新たな生活の始まりを告げた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ