表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/306

いつもの日常~プロローグ~


プロローグ いつもの日常



「見て、新しい香水」

「可愛いー、どこで買ったの?」

「いいな~ あ、おたくおはよ!」


「あぁ、おはよう」


 いつもと変わらぬ嫋やかな朝、聴覚と嗅覚を刺激し体の芯まで魅了してくるような

可憐な女子たちの香りと会話を遮り、ホームルーム開始の合図を告げるチャイムが鳴り響く。


 女子だらけの教室の空気がほんの少し堅くなり、各々席へ着く。

 チャイム1つで悶々とした気が僅かばかり楽になるのだから、人間の習慣とはたいしたものだ。

 まったくエボンのたまものだな。

 なぎちゃん先生が教壇に立ちいつものようにホームルームが始まる。


「えぇー、今週の校外学習だが、逆ナンは絶対NGだからな、全くうらゃ、いや、ケシカラン

学園の威信を傷付けるような行為は控えるようにな」


「なぎちゃんも早く結婚しなよー、まだ一応ピチピチなんだし」


「私だってなぁ!尻の綺麗な良い男がいれば……って何を言わせるんだ小娘!」


「きゃははは」


 和やかな空気の中、担任の先生の説明もとい独り身演説を聞き流し

 僕は続きが気になっている読みかけのラノベを開く。


「フォヒw」


 イカン、昨日ギャグシーンで笑い転げた後、流れるように寝落ちしてしまった事を

こってり忘れていた。

 おかげで変な声出ちゃった、静まり返る教室。

 どうすんだこの空気。


「あ、せんせー! オタクがエロ本読んでニヤニヤしてるw」


「えぇ、え、エェロ本じゃぁないやい!」


「なにキョドってんのw ほんとにエロ本?w」


「きょ、キョドってねえし、エロ本じゃねえし」


「流石キンタマじゃんw きゃははははは!」


 まぁここは流れに任せて僕も笑っておくか。


「はは、HAHAHA!」


「夜兎、うるさい、後で先生のところに来なさい、エロ本は没収だぞ」


 おこられた。皆笑ってたのになんで僕だけ。

 しかもほんとにエロ本見てたやつみたいになってるし、おかしいだろ!


 朝から女子達の笑いものにされ、なんだか悶々としてきた。

 ぼくってドMだったのか知らなかった。


 そうそう、夜兎というのはこの僕。

 夜兎 煌河助月守天道 (やと こうがのすけつきもりのてんどう)。

 たいそうな名前だが、ただのオタクである、あだ名はキンタマ。


 そしてご察しの通り、女子しかいない華麗なる花園に放り込まれた珍獣たるや唯一人。


 そう、この学園には男が、僕1人しかいないのだ。


――――――


 ワタクシ、陽景。

 誠惶誠恐 頓首頓首。


――――――



プロローグ1話のご愛読ありがとうございます!

ほんのりえっちな描写はありますが、過激なものはございません

健康的なハーレムを目指します


以下、主人公と同じクラスの主要キャラクターのイメージAIイラストです

(プロンプトで忠実に再現するのが難しいので悪魔でイメージです)


仲の良い5人です、その内1人は一章の終盤の終盤から登場します


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


面白ければ乳首をダブルクリックするようにブックマークと評価をお願いします

気持ち良いので

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ