主な登場人物・用語集
【著者近影】
~主な登場人物~
【エリカ・ホプキンス】
主人公。
元は医科大学卒業直後に死んだ、子供の頃から運の悪い男性の転生後の少女。
見た目は10歳程度だが、身長は130cmと少々小柄な体格。
女神様から貰ったチートの『どんな魔法でも無制限で使える能力』を使って、新たな世界で魔法医として生きていく。
ちなみに主人公が少女として生きていく事になったのは『男で生きるのに飽きたから』『女子供の方が何かと得だろうから』と言う、いい加減な理由。
瞳の色はエメラルド・グリーン。
10月23日生まれ。
【ミリア・オルデン】
ギルドの受付嬢。
この世界の情報等を最初にエリカに教えた人物。
エリカ自身の生い立ち(ただし作り話)に感動して涙した。
プラチナ・ブロンドのロングヘアを背中の辺りで結んだ、おっとりとした雰囲気の家庭的な女性。
壊滅的な料理下手なのが唯一の欠点。
後にエリカの魔法で料理下手を克服した。
実は元・ハンターで、エリカに不老不死にして貰った事を機会にハンターとして復帰した。
瞳の色はブルー。
10月9日生まれ。
エリカより2歳下。
【ミラーナ・フェルゼン】
ライトアーマーに身を包み、大振りの両手剣(ただし、使う時は片手)を持った女性剣士。
左利き。
プラチナ・ブロンドの髪と紫の瞳を持つ。
その正体はイルモア王国の第1王女。
人懐っこいが、とても王女とは思えない破天荒かつ傍若無人で、超絶バトル系の周囲を困惑させる性格。
若いワリに物忘れが酷い時がある。
10月5日生まれ。
エリカより8歳下。
【アリア】
王都でのエリカの活躍(噂)を聞き、エリカと一緒に働きたくてロザミアに来た少女。
エリカに憧れているらしい。
実はエルフで、年齢は150歳を超えている。
後述のライザと共に、エリカに不老不死にして貰う。
瞳の色は琥珀色。
7月7日生まれ。
エリカより130歳上。
【ライザ】
たまたまロザミア近くにやって来た少女。
実はドラゴンで、年齢は340歳を超えている。
とんでもない方向音痴で、200年近く迷子だったらしい。
ロザミアとホプキンス治療院を気に入り、正式に住み着いてギルドにもハンター登録する。
アリアと共に、エリカに不老不死にして貰う。
瞳の色はブルー。
2月25日生まれ。
エリカより318歳上。
【アインベルグ・フェルゼン】
イルモア王国の国王にしてミラーナの父。
善政を敷いており、多くの国民に慕われている。
反面、ミラーナの破天荒&傍若無人振りに、日々胃を痛めている。
【マーク・グランベル】
ギルドマスター。
180cmを超える長身の細マッチョ。
赤毛で口髭を生やした男性。
40代後半だと思われがちだが、口髭のせいで老けて見えてるだけであり、実は30代半ば。
妻帯者で2男1女の父親でもある。
ミリアの料理を特訓最終日に興味本意で食べ、犠牲者に名を連ねる事に…
【ザック】
エリカがロザミアに来て最初に治療を施した男性。
細マッチョで赤毛の短髪。
膝の靭帯が切れる大怪我を負っており、ハンターとしては致命傷だったが、エリカがギルドに登録する為の試験として治して貰った。
【ランディ】
小太りの中年男性で不動産屋の経営者。
白髪混じりで暗めの茶髪に口髭を生やしている。
ギルドマスターのマークから、エリカの治療目当てでギルド内が大勢の人で混雑している事を聞き、エリカに治療院建設の話を持って来た。
【モーリィ・ノーマン】
ギルドの受付嬢の1人。
ショートヘアで明るい茶髪。
明るい気さくな性格で、ミリアの幼馴染み。
ワリと天然。
ミリアの料理を特訓最終日に食べ、犠牲者に名を連ねる事に…
ミリアと同様に元・ハンターで、エリカに不老不死にして貰った機会にハンターとして復帰した。
瞳の色は琥珀色に近い茶色。
6月18日生まれ。
エリカより2歳下。
【ナッシュ】
15歳でギルドの新人職員だった男性。
金髪で少し長めの短髪。
ギルド職員のクセにエリカに言い寄り(ミラーナに言い寄っていた過去もある)、あまりの素行の悪さからギルドをクビになった。
現在は商店で丁稚奉公しつつ、ギルド職員に戻る為に接客を学ぶ。
後に復帰するが、ドジと信用の無さは相変わらず。
エリカより10歳下。
【ルドルフ・フォン・マインバーグ】
イルモア王国の伯爵。
体術には絶対の自信を持っており、ミラーナがロザミアの領主となる際に体術勝負を挑むが、一瞬で負けた過去を持つ。
エリカとはミラーナに振り回されている同士、気が合っている模様。
エリカの事を実の娘の様に思っている一面も。
息子が3人居り、その長男はミラーナの元・婚約者候補だった。
【フィリップ・フォン・マインバーグ】
マインバーグ伯爵の長男で、ミラーナの元・婚約者候補の1人。
ミラーナにブッ飛ばされて泣いた経験からか、かなり苦手意識を持っている様子。
【アレックス・フォン・ルグドワルド】
イルモア王国の侯爵。
ミラーナがロザミアに行く時、彼の領地を訪問すると嘘を吐かれた事もあるが、彼女から直接的な迷惑は被っていない様子。
実は警戒しているらしい。
【マリアンヌ・フェルゼン】
イルモア王国国王アインベルグ・フェルゼンの妻であり王妃。
物静かな雰囲気の美人だが、人を笑わせるのが好きという意外な一面も。
ただ、そのギャグは2人の王女を凍り付かせているらしい。
※注:幼いフェルナンドはギリギリ笑っている。
【キャサリン・フェルゼン】
イルモア王国の第2王女で、ミラーナとは2歳違いの妹。
複数の婚約者候補が居たが、15歳の成人後は1人に絞られた模様。
ミラーナと違って大人しい性格だが、エリカに対しては積極的。
特に、エリカが王宮に滞在する時は、風呂でエリカを洗いまくる事を楽しみにしている。
12月25日生まれ。
【ロザンヌ・フェルゼン】
イルモア王国の第3王女で、ミラーナとは4歳違いの妹。
まだ成人前なので婚約者候補は複数人居るが、まだ1人に絞られる様子は無い。
キャサリンと同じく大人しい性格だが、エリカに対してはやはり積極的。
エリカが王宮に滞在する時は、風呂でエリカを洗いまくる事を楽しみにしている。
母親や姉の冗談に、歳に似合わない悪ノリをする事も…
11月22日生まれ。
【フェルナンド・フェルゼン】
イルモア王国の第1王子で、ミラーナとは12歳離れた弟。
王太子であり、次期国王。
エリカに対しては恥ずかしがり屋だが、普段は違うらしい。
しかし『エリカお姉ちゃん』と呼ぶ程に懐いている。
初めてエリカが王都を訪れた時、エリカの見た目が幼い事もあって求婚し、周囲を驚愕(母親のマリアンヌは必死に笑いを堪えていた)させた。
9月9日生まれ。
【ローランド・フェルゼン】
イルモア王国の第2王子で、ミラーナとは16歳離れた弟。
まだまだ幼い為に事の善悪が判らず、漁村近くの砂浜で海水浴を楽しんでいたエリカの水着をズリ落とす悪戯をした事も…
5月5日生まれ。
【サルバドール・フォン・ランジェス】
本名、サルバドール・フェルゼン。
イルモア国王、アインベルグ・フェルゼンの腹違いの兄であり、宰相(首相)を務めている。
爵位は大公爵。
温厚で柔和な人柄だが、自身の実力を鼻に掛ける者や、実力も無いのに尊大な態度を取る者には非常に厳しいらしい。
便宜的に妻の姓であるランジェスを名乗っている。
【ルディア・バーロゥ】
ロザミアから東へ馬車で3ヶ月、更に南へ3ヶ月の国、ムルディア公国出身の黒人女性。
ムルディア公国は灼熱の国で汗をよく掻く関係で塩分を過剰摂取しており、作る料理も塩分過多だった。
後にエリカの魔法で通常の摂取量に。
エリカと共に新メニューを考案し、ロザミアのギルドで働く事になる。
あまり強くない癖っ毛で黒髪。
その為か、髪は腰まで伸ばしている。
瞳の色は濃い茶色。
8月23日生まれ。
エリカより4歳下。
【プリシラ】
ヴィラン在住の鍛冶職人でドワーフ。
ミラーナとは旧知の仲で、ミラーナの持つ大剣を作った。
エリカが欲しがっていた聴診器を作った事が切っ掛けでロザミアに移住する。
何故か広島弁で話す。
濃い目の金髪で、瞳の色はグレー。
9月6日生まれ。
エリカより370歳上。
~用語集~
【ロザミア】
エリカが滞在し、ギルドに登録する事になった中規模の街の名前。
別名『ハンターの街』と言われる程にハンターが多く、住人の半数以上がハンターという街。
人口は3千人程。
王都『ヴィラン』からは馬車で10日の距離で、途中に小規模の街が2つ在る。
【ニース】
ロザミアと王都ヴィランの間に在る街。
近くに山が在り、山菜が豊富に採れるが、ロザミアからは宿場町を2つ挟んだ先に在る為、馬車で3日掛かる。
宿屋で提供される肉野菜炒めや、キノコ料理が好評らしい。
【ヴィラン】
イルモア王国の王都の名前。
王都なので規模は大きく、人口は5万人を超えている。
イルモア王国のほぼ中央に位置している。
【イルモア王国】
ロザミアの在る王国の名前。
王都は前述の通り『ヴィラン』で、東西を別の国と接し、南北を海に面した国。
形状は正方形に近く、東の国境から西の国境までと、北の海岸線から南の海岸線まで、どちらも馬車で1ヶ月程掛かる大きさ。
細かい形を考えるのが面倒臭かった作者の思惑が伺い知れる形状の国。
【ブルトニア王国】
イルモア王国の南東部に隣接する小国。
実はイルモア王国から分割された国。
東に位置するハングリル王国から宣戦布告を受け侵攻されるが、友好国であるイルモア王国の協力を得て撃退した。
【ハングリル王国】
イルモア王国の友好国であるブルトニア王国に宣戦布告し、侵攻した国。
ブルトニアと連合したイルモア王国に返り討ちにされ、大国であるチュリジナム皇国に吸収合併された。
【チュリジナム皇国】
ハングリル王国がブルトニア王国を侵攻した際に20万の兵士と資金を提供した大国。
ハングリルのブルトニア侵攻失敗に依り、20万もの兵士を失う事に。
ハングリルを併合してイルモア王国侵攻を決意するが…
【ロズベルム王国】
イルモア王国の南西に位置する小国。
ブルトニア王国と同じく、イルモア王国から分割された。
【魔法医】
文字通り『魔法を使って患者を治す医者』の事。
別名、魔導医師とも。
ただ、魔法で患者の怪我や病気を治すには医学知識が必要。
ただの腹痛に思って治しても、原因が何かの病気の場合であれば、痛みを取っても病気自体は治っておらず、下手をすれば致命的な事になる為、魔法が使えれば誰でも魔法医として開業出来るワケでは無い。
エリカの場合、ザックの怪我を治す際に膝の靭帯が切れている事を診断してから治しており、医学知識と正しい判断が出来る事を証明した。
【ギルド】
様々な依頼や仕事を斡旋している場所。
ハンター達はギルドに登録する事で依頼や仕事を受け、達成する事で報酬を得る。
本来ならギルドは職業の種類別に複数存在するのが普通だが、人口の半分以上がハンターであるロザミアでは、1つのギルドで対応している。
王都ヴィランでは、ハンター・ギルドは勿論、商業ギルドや工業ギルド等、多くのギルドが存在している。
エリカは魔法医として登録する事で開業し、患者から治療費を受け取る形を取っている。
ギルドマスターはギルドの最高責任者。
【ホプキンス治療院】
エリカが運営する治療院であり自宅。
3階建てで1階部分が治療室と待合室になっている。
1階には、患者用の男女別トイレを完備。
治療室の奥のドアの向こうには、勝手口へと続く廊下と2階へ上がる階段が在る。
2階は生活空間でリビングやダイニングとキッチン、風呂や複数のトイレ等が完備されており、更には応接室も。
3階は寝室が9部屋在り、一番奥がエリカの部屋。
他の部屋は廊下の左右に4部屋ずつ配置されており、同居人や来客の部屋として使用されている。
【キール】
調味料。
酢に該当。
【シェッティ】
調味料。
醤油に該当。
【ニュールンブリンクの大森林】
ロザミアでは西の大森林と呼ばれている。
東西南北に、それぞれ馬車で10日程の広大な面積を持つ。
数多の魔獣や魔物が生息し、薬草が豊富に群生している。
ハンターが退治・討伐・薬草採取の依頼を受けて中に入る事も多いが、奥深くはかなり危険らしい。
エリカを始め、ミラーナ、ミリア、モーリィは、この大森林の中心部に在る沼から現れた精霊(?)に頼んで不老不死にして貰ったと言う設定にしている。
【ワイルド・ウルフ】
大型の狼型魔獣。
通常の狼の2倍近い体格ながら、非常に俊敏で獰猛。
牙や爪は勿論、尻尾での攻撃も強烈。
繁殖力が非常に強く、魔獣暴走を起こし易い厄介者。
その為、ニュールンブルクの大森林周辺の街では、ハンターに依る間引きが常に行われている。
【フォレスト・ウルフ】
中型の狼型魔獣。
ワイルド・ウルフより小型だが、ワイルド・ウルフ同様に繁殖力が強く、魔獣暴走を起こし易い。
その為ワイルド・ウルフ同様、常に間引きする必要がある。
【アミルエレス】
エリカ達の居る世界を創造したと言われている女神。
エリカ達の世界は一神教であり、唯一の神とされている。
少なくとも一家に1つは木彫りの女神像が置いてあるらしい。
傍若無人で破天荒なミラーナですら、自室に女神像を置いている。
※ 新しい登場人物や用語が出ると更新します。