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もし過去に戻れたら  作者: 謎の誰か
3/3

本編 2

そのあと、寒岬と少し話をしてからわかれた。


次に会うのは来週になるだろう。


何せ、今日は金曜日だからな。



月曜日、入学式の時にできなかった説明を今日するそうだ。


クラスメイトとの顔合わせもするという。


一応言っておくと、この学校は進学校である。


だからまあ、ここに入るのに相当苦労した。


じゃあなんでこの学校にしたかって?


単純な話、中学生の時のの同級生が誰もここを選ばなかったからだ。


あいつらがいなければどこでもよかったんだが、せっかくなら進学校に行こうということでここを選んだ。


この学校の一つの特徴として、1年生でもがんばれば委員長になることができる、と説明された。


もちろん生徒会も例外じゃない。


まあ、有名なやつじゃない限り1年生でなるのは相当厳しいだろう。


頑張ってなったとしても、せいぜい副会長くらいじゃないか?


...なんでこんなことを話してるんだろうか。


ついに頭が狂ったのかも。



体育館での説明会が終わって、今は教室にいる。


自己紹介をするらしい。


そのあとは授業の日程表を配ったり、席替えをしたら今日は解散。


本格的に授業が始まるのは明日からになるそうだ。


自分の番が来るまで耳を塞いで目も閉じようか。


特に意味はない。



クラスメイトが自己紹介を終え、いよいよ俺の番となった。


「街下晃です。よろしく」


クラスメイト全員の自己紹介や日程表を配る作業が終わり、最後に席替えだ。


くじ引きでするみたいだ。


古いが、悪くはない。


細工されていなければ、平等になるはずだ。


初の顔合わせで誰がいるのかも知らないのに、細工をする奴はいるとは思えないし、そもそもあのくじを作ったのは先生だ。


席だが、できれば1列目か2列目がいい。


俺は目が悪いからな。


あとは、一番左だろうが真ん中だろうが一番右だろうがどっちでもいい。


あっ、隣にうるさい奴がいないとありがたい。



くじ引きが終わり、俺の席は1列目の一番左側。


つまり、窓側だ。


外が見れるほうの。


そして隣は...


「昨日振りね、街下君」


「隣は寒岬か...」


「何、不満なの?」


「不満、っていうわけではないんだが、お前の周りがうるさくなりそうだからなぁ」


「大丈夫よ、心配いらないわ。 数日うるさいでしょうけど、すぐに静かになるわ」


「?、そうか。それならいいんだが...改めてよろしく、寒岬」


「ええ、こちらこそよろしく、街下君」


隣は寒岬冷華だった。




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