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第6話決意と社長さん

途中から夜空視点です。

「.....まさか夕陽ちゃんが...わかった、とりあえず、こちらから数人監視をつけておくわ」

「信じたくねぇ、あんないい娘が....」

「けど事実よ、夕陽ちゃんはそれほど危険なの」


俺と社長さんは、夕陽ちゃんについて恐ろしい事実を知ってしまった。

とてもあり得てはいけない事実を....


「...さて、朝日、お前は、どうするんだ?」

俺は...


「....わかった、俺のところからも、監視をつけよう」

「いいのか?」

「ああ....」


「....了解した。それと君たちを生徒会に誘うという話、受けてくれるか?」

「断る!」

「お断りです」

一切の間なく俺と社長さんは、そう言った。


「...なぜだ?」


「私達にも仕事があります!」

「そっちの方が忙しいので断る!」


「....わかった、代役は、こちらでどうにかしよう」

「それでいいわ、というか、いいかげん、副会長を止めましょうよ」

「まだ早いよ夜空くん、消すときは徹底的にやるから」

怖い話してんな~、これが現代人か


「...さて、じゃあそろそろ戻ろうか?」





「あれ?夕陽ちゃんは?」

厨房から見える店内には既に夕陽ちゃんの姿はなかった。


「夕陽ちゃんならとっくに帰ったよ、朝日達が遅いから」


どうやら夕陽ちゃんは帰ったらしい


「それて、日向達はどうするんだ?」

「私は、まだいるわ、春日ちゃんと朝日じゃたいへんそうだし「ボクも手伝うよ」

」「二人ともありがとうございます!」


「私は、帰るわ、まだ仕事残ってるし」

「おう、がんばれよ社長さん」

「ええ、頑張るわ、あなたも危険な真似はしないでね?」

「.....わかってるって」

俺は、自分の本音を偽ってそう言った。

社長さんは、俺をじっと見つめて、何か諦めたかのような顔をしていた。


「...ならいいわ」

そう言って社長さんは、足早に店を出ていった。まるで何かを隠すように...


「....俺も隠しているのはおんなじか....」


「何してるの兄さん早く仕込み手伝ってよ!」

「ああ、わりいわりい、すぐいく」

俺は、ちらりと社長さんの出ていった出口を見た。


すまねえ社長さん、俺は夕陽ちゃんをほっとけねえ、大事な後輩だから、だからごめんな、社長さん、


俺は、心の中で社長さんに謝罪した、







「....はあ、まったく厄介な仕事を増やされたわね」

私は、急ぎ足で会社に向かっていた。あの店の主の愚痴を言いながら、


「絶対無理するわ、あの店主、まったく、私が店長さんの嘘をわからない訳ないじゃないもう!」

店長さんは、嘘をつくとき必ず目を会わせない、

彼の嘘に気づいていた、無理をしないでほしいとも思っていた、

でもそれ以上に、


彼を止めることは、私にできないこともわかっていた、

あの店主なら無理をするって、わかっているのに、

「...だいたいいつもそう、飄々として、つかみどころのなくて、自由で、自信過剰で、身勝手で、でも、」

私の足がピタッと止まった。


「好きになっちゃったからかしら、そんなところも嫌いになれないのは、無理をしないで欲しいと思うのは、」

私は、店長さんに惚れている、この気持ちに気づいたのは最近だ。

でも、もっと前、そして、


「夜空って、呼んでほしいと思ったのは、もっと前なのよね」


懐かしいなぁ、初めてこの気持ちをもらったあのときが....

次回は、過去編です。ブックマーク感想評価お願いします!

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