第5話生徒会に誘った理由
「ふぅ、やっときれいになったか...」
俺は、きれいになった床を見てそう言った。
「まったく、鍛練が足りないぞ、夜空君」
「無茶言わないでください!会長が気配消して察知することなんてできる人なんて、ほとんどいないんですから!」
「確かにな!」
まあ、会長が気配消して察知できるのなんて、この中じゃあ日向ぐらいじゃないか?
後は、たぶん....
「....あの~、皆さん気づいていなったかんですか?」
「「「「.....へっ?」」」」
やっぱりか....
「えっ、日向はわかるけど、夕陽ちゃんも?!」
「はっ、はい..」
「....はあ、やっぱりこの店には、特殊な人が集まりやすいのかな~....」
本当になー...
「...とりあえず、自己紹介でもしたらどうだ?」
「そうですね、あの、私は、」
「いやいいよ、神夜夕陽君」
「えっ?」
始まったか....
「君のことは、全部調べ済みだ、身長から体重、3サイズまで、なんなら全部言ってあげようか?」
「いっ、言わないでください!」
「...まあいい、じゃあ、私のことも話そう、私は、雪空霧奈、この学校の生徒会長だ」
「ちなみに、身長は、」
どすッ!
「ぐほッ!」
朝日の腹に再びボディーブローが炸裂した。
「それ以上は、言うな」
会長は、さっきよりも相当低い声でそう言った。
「....とりあえず、君達を生徒会に誘った理由を話したいんだが....奥を使わせてもらっていいかな?」
「....ここじゃ、ダメか?」
「あぁ、それと夜空君と朝日、君達だけで頼む」
「.....わかった、春日、客のことは任せた」
「OK、お兄ちゃん、私に任せなさい」
春日に店を任せて、俺たちは店の奥に入った。
「....さて、君達を誘った理由だが、神夜夕陽君、彼女が関係しているんだ」
ブックマーク感想評価お願いします!