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第1話店内と判決

店の扉を開けると中にはカウンターとテーブルが5つ、それと厨房が見えた。


端のテーブルには内の学校の制服の生徒おそらく先輩にあたる女子生徒二人が座っていた。

一人は短めの黒髪にあほ毛の生えた私より少し背の高い先輩と、もう一人は長めの黒髪をポニーテールにした長身の先輩が仲良く話をしていた。


カウンターには誰もおらず、他のテーブルも全て空いていて、厨房には私と同年代ぐらいの少女がラーメンの下準備を進めていた。

少女は黒髪をサイドテールにしていて、顔はどこかあの朝日さんと呼ばれていた先輩に似ていた。


店の中にいた人達は皆ちらりと私の方を見てまた話を再開したり、下準備の続きをしたりしていた。


あの朝日さんはバイトだからまだ準備中なのだろうと思い、私はたまたま近くにあったテーブルに腰をかけた。

テーブルにはメニュー表があって私は下準備が終わるまでメニュー表を見ることにした。

メニュー表には豚骨ラーメンや醤油ラーメンなど、他の店と変わらないメニューが書かれていた。

う~ん...どのラーメンにしようかなぁ...それにしても店長っぽい人がいないんだけど、休みかな?


しばらく待っていると、厨房の奥の扉から鼻歌が聞こえてきた。

それに合わせて先輩達や厨房で下準備をしていた少女も皆、全員同時に厨房の奥の扉に視線を向けた。

そしてついに厨房の扉が開いた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「すまん春日(はるひ)少し遅れた!」

厨房に入ると、妹の春日が既に下準備を進めていた。

こちらにギロリと向けられたその目は明らかに怒っているとわかるほど鋭い目になっていた。


「遅いよ兄さん!鼻歌歌うぐらいだったら早く準備して!こっちはあんまり準備したことないし疲れてんの!」

「いや俺にだって事情が「へぇ、それはどんな事情かしら?」それは、へっ?」


声のした方を見ると、テーブルには既に今日俺が呼んだ二人がニコッと笑って座っていた。

だが額にはっきり青筋を浮かべているので怒っているとわかる。


やっ、やべぇ、ここで言い訳しようもんなら間違いなく...やべぇ考えたくもねぇことになる。


「それで、私達を店に呼び出したくせに呼び出した本人が遅れてくるって、いったいどんな事情があったのかしら?」


日向の目が語っていた、くだらなかったら殺すと、

やべぇ後輩が梅雨空に絡まれていたから助けたなんて言っても信じてくれねえだろうし、ああどうしたら


「あの、先輩!」

「っん?ってお前あん時の!」


声のした方を見ると今日梅雨空から助けた少女がいた、

あっ!こいつがいれば!


「あの実は「あの!先輩達の話聞いてました、先輩が遅れたのは私を怖い先輩から助けたからなんです!」そういうことです。」

「...そういうことね、事情はわかったわ、でもね朝日」

「なんだ日向?事情はもうわかっただろ?」

「そうね、事情はわかったわ、けど、」

「遅れたことには変わらないんだから罰は受けてもらうわ!」

「ギルティだからね!仕方ないね!」


俺の前で三人とも拳を構えた。

何でだーー!事情はわかってもらえたはずなのに、

というか一人ノリノリなやつがいます!ギルティだからとか言ってます!誰か助けてー!


「判決は?」

「「ギルティ!」」


いやーー!!

そして俺の腹に三人の強烈なボディーブローが突き刺さった、

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