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セブンススタイル  作者: ブレイブ
第二部、二章、行方不明の土のスタイル使いを探せ
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十話

今のアリシアは赤と黒が好きなのです、そして今回のアリシアは内心プールに来れてウキウキな為、帝国に来る前の性格に近くなってます。

巨大プール施設


「四人よ」


「こ、皇帝陛下ぁぁ!?」


受け付けに近付いたアリシアは四人分の入場券を買おうとする、受け付けのお姉さんははいはい〜と、いつも通りに受け付けしようとし顔を上げた所に皇帝がいて二度見し驚いた、皇帝がこの日このプールに来るのは知っていたが、まさか一般窓口から入るとは思ってなかったのだ。


「待て、俺の分は?」


「自分で買ったら?」


四人と聞きキースが自分の分は?と聞く、アリシアはいつものドSな笑みを見せ自分で買えば?と言った。


「とことんSだな!お前!、買って下さい!お願いします」


「ふふ、ちゃんと買ってあげるわよ、相変わらずキースは面白いわね、ごめんなさい、五人分の間違いよ」


(また揶揄いやがって・・・くっそぉー!)


「は、はい」


受け付けのお姉さんは五人分の手続をし、五千ゴールドでーすと言ってきた、アルムスから貰ったドラゴンの革で作った赤い財布を取り出したアリシアは、五千ゴールド払う。


「それではこのチケットを入場口の担当にお渡し下さい〜」


「ええ、ありがとう」


チケットを受け取ったアリシアは受け付けのお姉さんに向けてクールに微笑む、すると受け付けのお姉さんがうっとりとし、周りからキャー!やらカッコいい!やら美人!やらの、男や女の声が聞こえて来たが、それを聞いたアリシアは周囲を見渡し手を振ってから首を臣下達と共に入場口に向かいチケットを通すと更衣室に向かった。



更衣室


勝手についてくる黒服達を引き連れて通路を歩きアリシアは更衣室に入った、すると中で着替えていた女性達が入って来たアリシアを見て、!?、となる。


(こ、皇帝陛下よね?、あの子)


(あんな美人中々いないわよ、間違いないわ)


ザワザワする女性達、アリシアは彼女らを特に気にせず丁度四人分空いてるロッカーの前に来ると、服に手をかけ脱いだ、ちなみにこの日着ていたのは黒いブラウスに赤いスカートである。


周りの女性達はアリシアの裸を見ても!?となる、美人な顔だけでなく体も完璧であったからだ、腕はすらりとしており胸は言わずもがな、腰は程よくくびれており、脚は肉付き良く長い、正にパーフェクトボディだったからである。


ちなみに十五歳なアリシアがこの歳で女性として成熟した体をしているのは、バトルシア人が早熟な民族である事も関係していたりする。


「お姉ちゃん、水着」


女性達にジロジロと見られているアリシアは、ドン!と腰に手を当て自信ある自分の体を周囲に見せ付けつつ、姉に水着を要求する。


「堂々とし過ぎだぞお前・・・、ほらお前のだ」


エリシアはいくらなんでも堂々とし過ぎな妹の額を小突き、可愛らしいフリルの付いた黒色のビキニをアリシアに渡す、受け取ったアリシアはありがとと言い、黒色のビキニを身に付けた。


「似合うじゃない」


「当たり前よ、私を誰だと思っているの?、皇帝アリシア様よ」


「お母様・・・、水着が似合う事と皇帝に何の因果関係があるのか私、分かりませんわ・・・」


フフンと誇らしげにしているアリシアにアイリーンのツッコミが入る、それを聞いたアリシアはムカついたのか、彼女の服に手を掛けると、ガバーとアイリーンの上半身の服をブラごと引っぺがした、その衝撃でアイリーンのアリシアお気に入りの大きな胸がぷるんと揺れる、一気に上半身だけ裸にされたアイリーンは周りが女性だけとは言え恥ずかしく、顔を真っ赤にし胸を隠し蹲った。


「女の子しか周りにいないここで何を恥ずかしがっているのかしら?、そんな良いものを持ってるのだから堂々としなさい、堂々と」


「同性と言えど恥ずかしい物は恥ずかしいのですわぁぁ!」


「アリシア、あなたが堂々とし過ぎなのよ・・・」


「ふぅん」


キラン!と目を光らせたアリシアの次のターゲットはニアである、スッとその優れた身体能力を活かし彼女に詰め寄るとアイリーンにしたようにブラごと服を奪い取った、するとアリシアやアイリーンの物ほどではないが、形の良い大きな胸が現れる。


「・・・」


「・・・」


「・・・何か反応してくれない?」


上半身の服を脱がせても特に反応しないニア、アリシアは彼女と暫く見つめ合った後、何か反応してと言う。


「・・・私も別に女の子に見られても恥ずかしいと思わないみたい」


そう言って先程のアリシアと同じく、腰に手を当てて堂々としたポーズを見せた、アリシアとニア、この二人似た者同士である。


「何よそれ、つまらないわ」


「ふっふっふ、なんだか勝った気分!」


「チッ」


よく分からないがニアの勝ちであるらしい、アリシア的にも負けと思っているのか、悔しそうに舌打ちしてから俯いた。


「何を意味分からない勝負をしてるんだ、そしてアイリーンはいつまで恥ずかしがっている、ほら水着を着ろ、そして早く泳ごう!」


引率先生エリシアはニアとアイリーンに水着を渡す、ニアの物は何故かオレンジのスクール水着で、アイリーンの物はアリシアと若干デザインの違う黒色の物だ、そしてエリシアの物は青いスポーツ水着であった、水着のチョイスからエリシアはとにかく泳ぎまくるつもりのようだ。


「はいはい」


「こ、こんなはしたないデザイン・・・」


ニアは受け取った水着をそそくさと着た、アイリーンは自分が着る水着を見て頬に手を当てて、顔を真っ赤にしている、そんな彼女を見たアリシアは彼女に近付く。


「早く着なさいな?、なんなら着させてあげるわよ?」


「!」


アリシアの言葉を聞いたアイリーンは急いで水着を着る、何故ならアリシアがドSに微笑んでいたからだ、恐らくだがこのまま着るか着るまいか悩んでいたら、こんなに人がいる前で体のあちこちを触られまくりながら水着を着せられていた、アイリーンはそうなる前に手を打ったのだ。


「よーし、みんな着たな!、プールに行くぞー!」


引率先生エリシアはおー!と腕を振り上げながらプールに向かって行く、アリシア達はそれについて行きプールに入った。



プール


更衣室の出口でキースがアリシア達を待っていた。


(神様、俺今日死んでも良いかもしれません・・・)


近付いてくる四人の美少女達の水着を見たキースは今日死んでも良いかもしれないと思いつつ、天を仰ぐ。


「何をニヤケてるのかしら、気持ち悪い、頼んでおいた荷物置き場を取っておいてくれたのでしょうね?」


「勿論さ!、ビーチベッドも用意したぜ!、お前らが好きな飲み物や食べ物も用意しておきました!」


「あらそう」


アリシアに頼まれた仕事をちゃんとこなしていたキース、エッチな性格だが仕事は真面目にする男なのだ、アリシアは褒美として腕に抱き着いてやった。


「水着を見るだけじゃなく、こんなご褒美を貰って良いのだろうか?」


キースは腕に感じる極上の感触を楽しみながら、再び天を仰ぐ、アリシアはそんな彼を見て抱き着くんじゃなかったと思いつつ離れ、彼が用意した荷物置き場に向かって行く。

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