七話
DIVAの世界
前日拗ねた様子で部屋に向かったGATEはすっかり機嫌が直った様子でグレイの腕に抱き着いて甘えながらDIVAを見上げている。
「それにしてもお前が人間と共闘関係を結ぶとはな、意外だったぞ」
「前にも言ったでしょ?、私は使える物は使う主義なの、それが例え人間達であってもね?」
言葉を言い終わった後にGATEはニヤリと笑みを見せた。妻の悪い顔を見たグレイはそんな顔すんなと頬を引っ張り、それがきっかけでイチャイチャが始まる。
「・・・ゴホン、精々人間どもに我々の力を見せ付けてやれば良い、共闘をするのならば容易だろう?」
DIVAはイチャイチャする二人を見て咳払いをしGATEの注意を自分に向けてから自分たちの力を見せ付けてやれと娘に言った。
「ええ、そのつもりよ」
グレイから離れたGATEは立ち上がり頷いた。
「ならば良し、全て任せるぞ、我が娘よ」
「ふふっ、ええ、お父様」
DIVAとの話を終えたGATEはポフンとグレイの膝の上に座る。そして父に言おうと思っていて言い出す暇がなかった事を思い出してお腹に手を当てながら口を開く。
「ねっお父様、この子が産まれたら子供部屋を作って欲しいの、頼めるかしら?」
「構わん、可愛い娘の子だ、俺も出来る限りの手を尽くそうじゃないか」
「ありがと、お父様って意外と良いお爺ちゃんになりそうね」
GATEは部屋を作ると約束してくれた父に礼を言うとクスッと笑ってから良いお爺ちゃんになりそうだと言った。
「俺がお爺ちゃんだと?、フン、性に合わん」
「またまたぁ、そう言ってこの子の成長を楽しみにしてるんじゃないのぉ?」
「だ、黙れ子供部屋を作ってやらんぞ?」
「あはっ、ごめんごめん」
ニヤニヤとした笑みを見せながら父に謝るGATE、明らかにふざけた娘の謝り方を見たGATEはそっぽを向きこの空間の奥の方に行ってしまった。
「ふふっ、お父様ったら可愛いんだから」
「アイツに可愛いとか言えるの世界中でもお前だけだろうな・・・」
「フフン、それは当たり前ね、私はお父様の娘で片割れなのだから」
GATEはフフンと大きな胸を張った。
「はいはい」
グレイは何故が誇らしげなGATEに対して適当な反応をし、後ろから抱きしめている為、肩越しに見えるGATEの深い谷間をジロジロと見る。
「女の子は男の子の視線に敏感なのよ?レイ君」
「自分の嫁の体を見て何が悪い?」
「悪くないわよ?、見るだけは嫌って言ってるの」
「なんだ触って欲しいのか」
「ええ、君の手に触られるの好きだもん私」
「仕方ねぇなぁ」
GATEから触っても良いと言われたのだ、これで触らなかったら男が廃る。グレイは迷いなく手を動かし胸に手を触れると鷲掴みにする。
「はぁ〜柔らけぇ・・・」
グレイは何度体験しても飽きないGATEの胸のやわらかさを満足気に体感する。
「エッチ」
「なんとでも言え、この胸を触らない方が馬鹿だ」
いーと舌を出しながら自分に対してエッチだと言ってくるGATE、グレイはなんとでも言えと言う事でGATEを引き下がらせた。
「私を言い負かすなんて・・・、やるじゃない」
「フハハ、これがお前の夫の実力さぁ!」
「これは日ご褒美をあげないといけないわ?」
グレイにご褒美をあげると言ったGATEは体だけグレイの方に向けキスをした。積極的に自分から舌を絡める。
「やっぱりキス上手すぎるよお前・・・」
いつかのようにキスで全く敵わず完全敗北したグレイは恥ずかし気にGATEのテクを褒めた。
「満足してくれたようね?、もっと体験させてあげる!」
褒められたGATEは夫を押し倒すとキスの嵐を喰らわせる。グレイは妻との幸せな時間をたっぷりと楽しむのであった。




