表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セブンススタイル  作者: ブレイブ
最終部、一章、サードロットと帝国
312/344

リィターニア家の日常6

オルゴンの町、路地裏


「・・・」


幼いアリシアの体に憑依したDIVAは路地裏に入りデータベースの機能テストを行っていた。その結果無事にデータベースを開けてDIVAはアリシアの体を使い邪悪に微笑んだ。自分の作品の機能がキチンと働いている事に満足感を感じたのである。


「君・・・?ここで一体・・・、そしてその目の前にあるものはなんだい?」


一人の騎士が路地裏にやって来て幼子に話しかける。その声に反応したDIVAは現状ではアリシアの正体を知られる訳にはいかない為、アリシアの右手を上げて魔力を放つ。放たれた魔力は騎士の胸を貫き騎士は力なく地面に倒れ絶命した。


「フン、ここに来なければ死なずに済んだものを」


DIVAはアリシアの体を使い絶命した騎士を冷酷に見下ろすとその場を後にした。



数分後アリシアは町の噴水広場で目を覚ます。


「寝ちゃったんだ、帰らなきゃ」


お使いで屋敷から町に出て少し休憩と噴水広場では休憩したアリシアは少しの記憶の途切れを寝てしまったのだと自己補完し、買った荷物をよいしょと持ち上げると屋敷に向けて歩き始める。すると騎士達が慌てた様子で路地裏に向けて走って行く。


「どうしたんだろ?、何かあったのかな?」


少女は走って行く騎士達を不安気に見つめる。彼等が慌てて走る原因が自分の体を使った者が引き起こした殺しが原因である事を知らずに。


町を歩く少女の瞳は再び怪しく金色に輝く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ