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セブンススタイル  作者: ブレイブ
最終部、一章、サードロットと帝国
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最終部一章、サードロットと帝国プロローグ

DIVAの世界


グレイの腕にギューと抱き着いているGATEは父に呼ばれグレイと共にDIVAの元に向かう。


「どうしたのお父様?」


「お前は全く・・・、少しはグレイから離れたらどうだ?」


「嫌よ、ねー?」


「・・・」


「なんで目を逸らすの?レイ君?」


グレイが目を逸らした理由はいくら愛していると言えど四六時中腕に抱き着かれているのは辛いからである。夫の考えをなんとなく読んだGATEはムッとした顔で夫の顔を覗き込む。


「・・・喧嘩をするのかと思ったらキスをするのか、・・・、それよりもだ、サードロットの一号機がロールアウトした、GATEよ下界にマイと共に降りて一号機の性能テストをして来い、相手はなんでも良い、データが欲しいのだ」


グレイの顔を覗き込んだ結果キスをしたくなったらしいGATEを見てDIVAは溜息を吐くと頼み事をする。


「ふぅ、レイ君と一緒に行っても良いのなら行くわ」


グレイとのお熱いキスを終えたGATEはグレイと一緒なら行くと言った。


「・・・構わん、グレイよお前も良いか?」


「・・・、分かったよ行くよ」


ある意味DIVAに協力してしまっているような気がするが。グレイはGATEとマイと共に下界に行くと言った。


「・・・すまんな、それでは一号機よ、GATEとマイナスに挨拶せよ」


「はーい!お父様!」


トテテ!とDIVAの陰から幼い少女が走って来る。そしてGATE達の前に立つ。


「可愛いー!、ねえねえ!レイ君!私もあんな子産みたいな!、ねっ!ねっ!」


「・・・話進まないから黙ってろ、一号機って奴も困ってるぞ・・・」


「ええー」


早速関係ない話をするGATEを見てサードロットが戸惑っているのを見たグレイは注意する。夫に注意されたGATEは拗ね口を作りながらも黙る。サードロットは姉が黙ったのを見てホッと息を吐くと自己紹介をする為、口を開く。


「ええっと、一号機ですっ!、おねーちゃん達!よろしくね!」


GATEとマイをおねーちゃんと呼ぶ一号機。GATEはその様子を見てグレイの腕に抱き着きながらまた騒ぎ出す。しかしマイナスは黙っている。騒いでいたGATEはその事に気付き妹の方に顔を向けた。


「どうしたの?マイ?」


「い、いえ、そのですね?、妹って・・・」


マイはスタスタと一号機に近付くとほっぺぐりぐりする。すると一号機はえへへーと笑った。


「可愛いですね!、お姉様が私をあんなに可愛がってくれる理由がよーく分かりました!」


「分かればよろしい、さてレイ君?、一号機は呼びにくいから、イチちゃん!、それにマイ!、下界に行くわよ!」


「うん!お姉ちゃん!」


「はい!お姉様!」


GATEはグレイと共に先に転移し下界に向かう。次にマイがイチちゃんの手を引くと転移し姉を追った。

サードロット


イチちゃん


形式番号、S-1


サードロットの一号機、一号機と言う特別な存在である事もあり他のサードロット達より高い性能を付与されている。ちなみにちっさいのはDIVAが早く性能チェックをしたい為十分に戦闘が出来る歳になった所でカプセルから出した為で他のサードロットはGATEと同じくらいの姿として産まれて来る。

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