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セブンススタイル  作者: ブレイブ
第四部、七章、友の記憶を戻す旅
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リィターニア家の日常5

リィターニア家


屋敷の玄関でこの頃からドレス嫌いである為、町娘のような服を着たアリシアがそわそわと誰かを待っている。


「アリシア?、部屋に戻ってなさい?そこで待ってても部屋で待ってても同じでしょう?」


アイリスがそんなアリシアに近付くと頭を撫でながら部屋に戻ったらどうだ?と言う。


「やだ!ここで待つの!」


アリシアは母を見上げると頬を膨らませ両手をブンブンと振る。


「ワガママ言わないの」


「ヤーダー!」


母と娘の攻防は屋敷の玄関のドアが開く事により終焉を迎える。


「来たよー、アリシアちゃん」


「待たせたわね」


アリシアに向けて手を振りながら屋敷に入って来たシメラとフフンと胸を張るニアがリィターニア家のメイドに連れられて屋敷にやって来たのだ。アリシアは幼馴染がやって来るのをワクワクドキドキと待っていたのである。


「いらっしゃい!、私の部屋にあんないするね!」


アリシアは満面の笑みで二人を出迎えると二人の手を取る。


「ママ!、お菓子とジュースお願いね!」


「はいはい」


アイリスは娘の頼みを聞き頷く。アリシアはそれを見て嬉しそうな表情を見せると。二人と共に部屋に向かって行った。



「アリシアちゃん?、何するの?」


「絵本読むのー」


「この絵本うちにもあるんだけど」


「ええー?、ならこれは?」


「大人が読む小説!?、読めるの?アリシア?」


「読めない!」


「なら何で出した!?」


「えへへー」


「笑って誤魔化すな!」


この後三人は幼いながらに持てる知識を持って小説の解読を始めた。結果難しすぎてすぐに飽きて三人で一緒にベッドでスヤスヤと眠る事となる。


「ふふっお休みなさい」

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