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セブンススタイル  作者: ブレイブ
第四部、七章、友の記憶を戻す旅
281/344

皇帝は狩りをする

マイメラ国


ここはアトリーヌ帝国の属国マイメラ国の東地方。黒いドレスを着て冷たい目をした少女はこの国にとある目的を果たす為やって来ていた。


「ようこそおいで下さりました、皇帝陛下」


この国マイメラ国にはノースフィアの下位組織のアジトがある。そのアジトを発見した大統領は自身の主であるアリシアに報告をした。するとアリシアは私が今から行くと言い大統領は慌ててアジトがあるこの東地方にやって来たと言うわけだ。


「それで?、ノースフィアの下位組織のアジトはどこ?」


少女は冷酷な瞳で大統領を見据えるとアジトの場所を聞く。


「見えますでしょうか?、前方の山には洞窟があります、その洞窟の奥に奴等はアジトを作り活動をしているのです」


大統領は皇帝にアジトの場所を伝えた。


「分かったわ、ふふっ、私の忠実な臣下であるお前に私の力を見せてあげる、感謝しなさい」


アリシアは影の中から杖を取り出すと右手で持ち突き出した。そして杖の先端からブラスターを放った。少女が放ったブラスターは正確無比に洞窟の中に吸い込まれて行き。遅れて洞窟内が大爆発した。


「ま、魔力反応全滅、下位組織は陛下の攻撃で全滅したようです」


「な、なんと・・・」


(こんなただの少女にしか見えない娘がこれ程の力を持っているとは恐ろしいものだ・・・)


大統領は目の前の少女の力に恐れおののく。これがアリシアがこの国にわざわざ足を運んだ理由でもある。アリシアは示したのだ裏切ればお前の国もこうしてやると。


「それじゃまた会いましょう?」


杖を影の中にしまったアリシアは大統領向けて手を差し出す。


「はい、皇帝陛下」


大統領はその手を取るとキスをした。大統領の行動を見て満足気な邪悪な笑みを見せた少女は大統領から背を向け去って行った。

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