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セブンススタイル  作者: ブレイブ
第三部、四章、Mary
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アリシアの過去5

オルビアの町


「おじさん?、どこに行くの?」


「行けば分かるさ」


公園で俯きながら寂しそうにブランコに乗っていた七歳のアリシアを見つけたメッシュは、その寂しさを少しでも無くしてあげるためにアリシアを誘った、行き先は町の外れだ。


「わっ!?凄い人に凄い音!、なに!?」


「待ってな、ほら」


町の外れにやって来ると沢山の人々が集まっており、人々の視線の先からは金属と金属がぶつかり合う音が聞こえて来る、まだまだ背の小さいアリシアでは人々の視線の先を見れないだろうと思ったメッシュはアリシアを肩車した。


「わぁ!、あれってファントム?、戦ってる!」


この場所で行われていたのはエンジェルズ主催のファントム大会だった、ファントムが戦う様子を初めて見たアリシアは目をキラキラとさせて、ファントムが戦う様子を見る。


「どうだ?、凄いだろ?」


「うん!、こんな凄いの見せてくれてありがと!、おじさん!」


「良いって事よ」




これがアリシアのファントムへの憧れの始まり、ファントムに憧れる少女はギルスと言う機体を手にし憧れを己の物とした。


しかし黒魔導士の名を名乗る今のアリシアにとってファントムは、世界を己の物とすると言う自身の復讐の為の道具でしかない。

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