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第三部、四章、Maryプロローグ
アトリーヌ帝国、皇帝の部屋
憎き両親の仇、ジューベル、彼はメイルスにいる、彼を殺すそう誓っているアリシアは、彼を追い詰める為に、軍をメイルスに向けて進軍させようとしていた。
『皇帝陛下、準備、完了致しました、ご命令を』
皇帝の部屋にあるモニターに騎士団長の顔が映し出され準備が完了したと伝えて来た、それを聞いたアリシアは立ち上がる。
「帝国軍、属国軍、進軍開始、我が帝国に背く愚かなメイルスを蹂躙し跡形も無く葬り去りなさい!」
『『ジークアトリーヌ!、ジークアリシア!、帝国に栄光を!』』
アリシアの進軍命令を聞き、帝国の艦隊がメイルスに向けて進軍を始めた、これにより始まったのだ、アリシアの復讐の最終段階が。
「さぁ、私達も行こう、アリシア」
エリシアはアリシアの前で片膝を着くと右手を差し出す。
「ええ」
アリシアは姉の手を取る、そして親の仇を討つ為、側近達と飛空艇に乗り込み、メイルス国に向かった。




