表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セブンススタイル  作者: ブレイブ
第二部、五章、皇帝と闇の遺跡編
108/344

アリシアの過去4

オルビアの町近く森


「グレイ?、危ないよ?」


グレイから話しかけてくれたお陰で友達になり、そのグレイの幼馴染であるシメラとも友達になっている十歳のアリシアは、木に登るグレイに心配そうな顔で危ないと言った。


「大丈夫、大丈夫、俺かてーから!」


アイアンメイクの力を既に使えるグレイは確かに既に硬い、木の上から落ちたとしても大丈夫なくらいには。


「おっ?」


アリシアが心配する通り、グレイが靴を滑らせ落ちる、それを見たアリシアは駆け寄りシメラが魔法の準備を始めるが、グレイは両足を硬く変質させると無事に地面に降り立った。


「なっ?、大丈夫だったろ?」


そして心配して駆け寄って来たアリシアに笑いかける。


「それでもダメだよ!、間に合わなかったら怪我してたよ?、危ない事は駄目!」


そう言って目の端に涙を溜めてグレイを叱るアリシア。


「ごめん」


アリシアの涙を見てグレイは申し訳なさそうに俯くと謝った。


「グレイはアリシアに弱いね〜、でも仕方ないよね〜、グレイは〜」


「わっ!わっ!、何言おうとしてんだ!、シメラ!」


「なぁに?」


「それはね〜」


「なんでもねぇ!、ほら秘密基地作りの続きをするぞ!」


グレイはシメラの手を引き秘密基地を作っている場所に走って行く、アリシアはシメラが何を言おうとしていたのか気になりつつ、二人を追って走る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ