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セブンススタイル  作者: ブレイブ
第二部、四章、ゼロの魔力のスタイル使い編
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第二部、四章、ゼロの魔力のスタイル使い編プロローグ

帝都、兵器製造場


ニアを連れたアリシアがミッセルがいる兵器製造場にやって来た、新たな杖が完成したので自ら取りに来たのだ。


「わざわざお越しにならなくても、城までお持ちいたしましたのに・・・」


「そんな事気にしなくてもいいの、それよりも早く見せなさい」


「はっ」


ミッセルは完成したばかりのアリシアの新しい漆黒の杖、フォトンロッドを手渡した。


「凄い、なんて魔力・・・」


ニアが杖から発せられる魔力を見て驚いた顔をする。


「そうね、これでこそ私が持つに相応しい」


さあ言ってアリシアは杖を手にし以前のように従わせてみせたすると、フォトンガンブレードのように闇と雷の魔力を放ち始めた。


「ありがとう、ミッセル、これで私は魔術師としても更に強くなった」


「帝国臣民として陛下のお力が更に強くなった事、誇りに思います」


ミッセルの言葉を聞いてアリシアはニヤリと邪悪な笑みを見せる。


「ミッセル、私のは?」


「申し訳ございません、ニア様、陛下の杖の製作を優先しておりましたので、まだ作業に取りかかれていません・・・」


「えー・・・、これからゼロの魔力のスタイル使いの覚醒の地の神殿に行くから新しい武器を持っておきたかったのになぁ・・・」


覚醒の地には確実にメア達がやって来る、そして戦いとなるだろう、その為に新しい武器が欲しかったニアだが出来てないと知りしょんぼりと俯く。


「出来ていないものを欲しがっても仕方ないわ、ニア、それに今のあなたでも、未来の私や久城愛理を除けば、奴等より圧倒的に強い、新しい武器なんてなくても十分でしょう?」


「それはそうだけども・・・」


「ほら、いつまでも拗ねてないで行くわよ」


「うん」


アリシアがニアに手を差し出すとニアは不満げな表情だがその手を取る。


「行ってらっしゃいませ、皇帝陛下」


「ええ」


アリシアは頭を下げるミッセルを言葉を返してから、ニアと共に飛空艇にへと向かって行った。



エンジェルズ、アリシアとメアの部屋


アリシア達が帝国から飛び立ってから三時間後、未来のアリシアが慌てた様子でメアの部屋に入って来た。


「メア!、起きなさい!、私がワイオーン湾に向かってる!」


「・・・、!、そこって!」


「ええ、前に行ったわね?、そこに覚醒の地があると、あの子はアイリーンをゼロの魔力のスタイル使いにするつもりだわ!」


未来のアリシアは知っている、覚醒の地の場所と全ての闇の遺跡の場所を、その為その場所をメア達に全て伝えていた。


「止めないと!」


「ええ、行くわよ!」


「はい!」


メアは急いで服を着替え、武器を手に持つと未来のアリシアの転移により、覚醒の地に向かう。

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