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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 11『世界にはバグしかない』
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#97「反撃開始」

 ムシャ子の攻撃ターンが始まろうかって直前で、いきなり電波をアウトプットしだした詰恋。このシチュエーションでいったい何が起きたっていうのか。


「まさか、またQRコード?」


 こんなところでコードをゲボゲボ吐かれても、メモを取って白マスと黒マスに書き換えてる時間がない。


「いや違いしぞ。見よ」


 ロロロに言われてよく見ると、これまでのところずっと余裕だったムシャ子が、急にヒザを突いて苦しんでる様子。


「理屈は全くわからざりしが、その電波はあいつにダメージ与えしぞ」


「詰恋ちゃんはこうなるって知ってたの?」


 俺が尋ねると、詰恋は首を横に振る。


「いいえ。このコードを言えっていう指令だけがエンデレデ星から」


 ロロロと同じく俺にも理屈はわからないけど、このピンチを救ってくれた詰恋とエンデレデ星には感謝だ。


「さてプリン、今なら攻撃も効きそうに思えしぞ」


「私も同意しますロロロさん」


 さっきまでムシャ子に苦戦してたロロロが、ここで本来の悪魔性が戻ってきたみたいに邪悪な笑みを浮かべる。これまでの経験から実感してるけど、ロロロってホントにドSだよな。


「くっ、この展開は想定外でした」


 ムシャ子は懸命に起き上がろうとするけど、それよりもロロロとプリンちゃんによる攻撃の方が早い。


「死ねい!」


「ドクターに危害を加える者は容赦いたしません」


 ロロロの雷撃とプリンちゃんの腕ミサイルが同時に炸裂。とんでもない爆発音が轟いて、爆風に吹かれても研究所自体が崩壊する様子はなさそう。こんだけ頑丈にできるなら、壁もぶち抜けないくらいの強度にしといてくれたらよかったのに。


 爆発が治まって、さすがにムシャ子の様子が気になる。全身が消し飛んだんじゃないかとも思ったけど、煙が晴れてあらわになったムシャ子の姿は――


「!?」

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「怖い怖い嫁怖い女怖いでも幼女なら怖くない」は?

 セリエルでしてよ! スピンオフがどうこう言っていたら、本編でアタクシの出番が全然ありませんわ! やいクソ作者、もっとアタクシの出番を増やしなさい!

 次回、「標的消失」。ぜってえお読みあそばせ!

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