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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 8『What's up sister Jones?』
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#67「変態覚醒」

 世間一般には妹をエロい目線で見る、いわゆる「妹モノ」なんてジャンルもあるけど、俺はリアルに妹がいるんでそういう欲望を感じたことがない。これは妹あるあるを通り越して、よほど特殊なケースを除けば普遍的な真理なんじゃないかって思う。


 けど、そんな真理も目の前にいる悪魔嫁とリアル妹に伝わってる様子はナッシング。


「いーや、メギドが20歳前後の頃に、ソドミは小学校の中高学年、すなわちどストライクの年齢層ぞ。男の性欲が最もバーストせし時期に一つ屋根の下に幼女がおりて、劣情を抱かぬはずがあろうか。いやなきぞ」


「じゃあお兄ちゃん、その頃からあたしのことをエッチな目で見てたの? やったあ!」


「だから見てないって! あとなんで喜ぶんだよ!?」


 正直に言えばソドミが家に連れてくるクラスメートの女子をそういう目で見たことはあるけど、ソドミ本人に関しては一切ない。それはロロロと盟約を結んだ大魔王に誓ってでも断言できる。


「されど、おまえの持ちしロリ漫画やゲームには妹モノもずいぶんありしぞ」


「それは作者買いしただけだから! 断じて妹目当てじゃないから。ていうか、人のエロコレクションを勝手に家族に公開するんじゃねえ!」


 18歳だから見るのはよくても、自分の偏りまくった性癖が身内にさらされるのは授業中にうっかり先生のことを「もじゃもじゃ大統領」って呼んじゃうよりも恥ずかしい。どんな学校に通ってたんだよ俺は。


「とにかく、俺はソドミと結婚できないし、するつもりもないから。昔お嫁さんにするって言ったのも、おまえがなるなるってしつこいからハイハイ言ってただけで、最初からそんなつもりは――」


 そこまで言いかけたところで、ソドミがめっちゃ泣きそうな顔でこっちを見てるのに気付く。その顔を見て、俺もようやく理解してしまった。


 うわあ、こいつガチのブラコンじゃん。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「ウメジャム」は?

 長谷皮ですう。この前駅前で起きた件については、私は発砲してませんしい、完全に被害者だったじゃないですかあ。なのにどうして、私が始末書を書かなきゃいけないんですかあ。ヒドいですよねえ。

 次回、「妹大逆襲」。ぜってえ読んでくださいねえ。

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