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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 7『スーパー幼女大戦』
62/143

#62「暴走再来」

 銃を片手にヤバい目をして俺たちを見回す長谷皮。ロロロとチェリーが戦った時と全く同じ展開だけど、こいつに学習能力ってものは存在しないんだろうか。しないんだろうな。


「落ち着け長谷皮、今ここで発砲したのが上司にバレたら、また始末書だぞ。今度は10万文字じゃすまねえだろ」


 それこそシリーズで書籍化されて、コミックやらアニメやらで大型展開するくらいの文字数だ。どんな始末書だ。


「だったら上司も射殺してやりますう」


 もはやただの殺人狂だ。


「やい博士とやら、おまえの機械とはいつか決着つけし必要あれど、今はとりあえずあの税金泥棒を止めしが優先ぞ」


「共闘というワケだな。いいだろう」


 ロロロと博士の間で合意に達したみたいだけど、当然ながら疑問が浮かぶ。俺より先にチェリーがその疑問を口にした。


「とか言って、セリエルの時みたいに援護するフリして逆に攻撃すんじゃねーのか?」


「何を申せし。あんなヒドいこと、セリエル以外にしてよいはずなきぞ」


「セリエルにはいいのかよ……」


 チェリーのもっともな指摘はさておき、ロロロとプリンちゃんが肩を並べて長谷皮に向き合う。


「銃は持てど、所詮は人間ぞ。ロロロが攻撃で足止めせしゆえ、おまえは博士の指示で死なぬ程度にとどめ刺せ。メギドとチェリーは、周りの人間どもに被害出ぬようフォロー回れ」


「了解しました」


「アタイもそれでいいぜ」


「お、俺も」


 正直、俺自身は戦力として微妙だけど、ロロロに名指しで頼られたら応えないワケにはいかない。やってやるって、風を吹かせて見せるって。


「よし、いざ行かん!」


 気合い入れてロロロが特攻しようとしたところで、博士から「待った」の声。この状況でストップかけるってどういうつもりだ。おまえは「よーいドン! と言ったらスタートですよ」とか昭和丸出しな小ボケをぶっこんでくるB級司会者か。


「プリンちゃんの充電が切れた」


「ええーっ」


 充電式だったのかよ!

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「レイテン」は?

 メギドです! 長谷皮は10万文字の始末書をちゃんと書いたみたいだけど、彼女の能力的に無理なんじゃないかな。たぶん途中で、兵隊に点呼を取らせたりして文字数を稼いでると思うよ。

 次回、「研究調査」。ぜってえ読んでくれよな!

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