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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 7『スーパー幼女大戦』
60/143

#60「乱入上等」

 貧乳をディスられたロロロは、駅前だってのに悪魔モード全開でお茶ポエム博士に対峙する。いつもなら俺はロロロを止めるスタンスなんだけど、俺だってロロロが侮辱されたら黙ってられない。


「ドクターに危害を加える者は容赦しません」


 プリンちゃんも対決姿勢を鮮明にして、博士をかばうように前へ出る。決戦メイドロボとか言ってたぐらいだし、それなりに戦闘能力もあるんだろう。


「灰燼に帰せ!」


「防御シールドを展開」


 絶叫とセットでロロロが放った火の玉を、プリンちゃんは目の前にいきなり出現させたシールドで防ぐ。攻撃がやんだのを見はからって、両腕をミサイルにして飛ばしてきた。


「よけろメギド!」


 もちろん俺だって当たるつもりはナッシング。横っ飛びに回避すると、後ろでちゅどーんと爆発音。人の大勢いるとこで何してくれてんだよ、ってのはロロロにも言えることだけど。


 その後もロロロが雷を落とせば、プリンちゃんは目からレーザービームを出して応戦。俺と博士は全力で逃げまくって、周りでは爆発音と悲鳴が炸裂する。


「テメェら何やってんだゴラァ! 揚々町の平和を乱すヤツは、この魔法上等恥無恥無チェリーがタダじゃおかねぇって、ロロロかよ!?」


 騒ぎを聞きつけたのか、絶賛バトル中の危険なシチュエーションにチェリーが割って入ってきた。


「あんまりムチャしすぎっと、いくら親友ダチのロロロでも見過ごすワケにはいかねーからよ。旦那からもキツく言っといてくれよ」


「いやゴメン。俺が思ってたよりも派手になりすぎた」


 ロロロがプリンちゃんと博士をタコ殴りにして円満解決すると思ったら、プリンちゃんが予想に反して互角に応戦してくるもんだから、周りの被害はメガ盛りになってる。


「なんだ、その乳のない女も仲間か。やっぱり貧乳は貧乳を呼ぶんだな」


 博士のハラスメント極まりない発言に、チェリーの顔つきが一瞬で険しくなる。


「なあロロロ、あのジジイぶっ殺していいか?」


「半殺しまでなら許す。もう半分はロロロが殺せしぞ」


「オッケー、交渉成立だ」


 どんな交渉だよ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「マツセキ」は?

 魔法上等恥無恥無チェリーだゴラァ! いきなり湧いて出やがって、何なんだよあのセクハラジジイは? とりあえずヤキ入れてやっから、ツラ出せやオラァ!

 次回、「大戦終結」。ぜってえ読みやがれコノヤロー!

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