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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 1『センチメンタル邪悪』
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#6「即時求婚」

 貧乳ロリ悪魔のロロロは、文字通りの上から目線で俺に告げてくる。


「で、ロロロは今超ご機嫌ちゃんぞ。だから封印解いたおまえには礼として、魂引き換えに何でもひとつだけ願い叶えて――」


「結婚して」


 食い気味に即答すると、ロロロは後ろから危険なタックルでもされたみたいにポカンとした表情。


「……は?」


「だから結婚して、俺と」


「えーと、あの、その」


「けーつーこーんー」


「聞こえておるわ! 何度も何度もうっとうしい!」


 なぜか怒りだすロロロ。聞こえてるならちゃんと反応してくれたらいいのに。


「おまえ、ロロロのことナメてるか」


「ナメてないよ舐めたいけど。俺は第一印象から決めてました、結婚してください」


 別にふざけてるつもりは微粒子レベルもなくて、俺は最初にロロロを一目見た瞬間からハートをマキューンと撃ち抜かれてた。それはもうピュアなハートが輝くぐらいなんだけど、その輝きは当のロロロに伝わってない模様。


「頭どうかしてるのかおまえ。ロロロはおまえより何百歳も年上の、偉大なる悪魔ぞ」


「うんうんわかってるわかってる。要するに18歳以上でしょ? だったら合法ロリだ」


「ご、ごうほう……?」


 コンプライアンスの厳しいこのご時世、ロリコンに対する風当たりも強くなる一方だ。道で女の子と目が合っただけで防犯ブザー鳴らされるこんな世の中じゃポイズンなのはさておき、ロロロみたいなかわいいロリっ娘と合法的に抱っこしておんぶしてまた明日できるチャンスがあるなら、魂売ってでも利用しない方がどうかしてる。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「ならない」は?

 メギドです! おまえかよって言わないで、地味に傷つくから! 俺は褒められて伸びる子だから、腫れものに触るように扱ってほしいよね。褒められてないじゃん!

 次回、「変態燃焼」。ぜってえ読んでくれよな!

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