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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 7『スーパー幼女大戦』
59/143

#59「巨貧決戦」

「どうだ、おまえも出資しないか。改造に成功した折には、もれなく1回だけ揉ませてやってもいいぞ」


「1揉み2000万円って高すぎだろ! 王侯貴族専用のおっパブかよ!?」


「王侯貴族がそんなとこ行くか阿呆」


 ロロロのもっともなツッコミはさておき、博士はなおもしつこく出資を勧めてくる。


「今なら特別に、料金後払いで先に揉ませてやってもいいぞ。一度揉んでみたら、おまえもロリ巨乳の魅力に目覚めるに違いない」


「断る。どうせ揉むならロロロを揉んだ方がよっぽど楽しい」


「揉むっ!?」


 後ろでロロロが驚きの声をあげる。めちゃめちゃ恥ずかしがってるのが、声だけでわかって超かわいい。何だったら今この場で揉んでもいいんだけど、それをやると通報されかねないからなあ。


 俺は自分が思ってることをダイレクトにアピールしたんだけど、博士はフンと鼻で笑う。


「おまえは何もわかってない。そいつみたいなぺたーんとした乳など乳じゃない。巨乳がお山だとしたら、貧乳は平地だ。おまえは平地に登るとは言わないだろう。そんな起伏に欠けた部位など、駐車場にでもしてしまえばいい」


「おっしゃる通りですドクター」


 プリンちゃんが同意するのとほぼ同時進行で、背後から膨れ上がる殺気を感じる。見れば怒りが頂点に達したのか、人前だってのにロロロが空中にプカリと浮かんで、ピンクの髪もそれ自体が意思を持ってるみたいにわしゃわしゃと動いてる。


「さっきから黙りて聞けど、そのようにふざけしことばかりほざけば、肛門に数字を書きしピンポン玉詰めて、ビンゴマシーンにリサイクルせしぞ」


 ビンゴ大会にそんなのが出てきたら会場はドン引きだろうけど、今回ばかりは俺もこう言うしかない。


「おう、やってやれ。ピンポン玉の数字は俺が書いてやる」


 どこの世界に、嫁をディスられて黙ってる夫がいるってんだい。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「クラクラ」は?

 長谷皮ですう。また駅前でケンカが起きてるみたいですう。今すぐ止めに行きたいんですけど、まだ始末書が終わりませえん。

 次回、「乱入上等」。ぜってえ読んでくださいねえ。

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