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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 7『スーパー幼女大戦』
57/143

#57「巨乳兵器」

「貧乳はステータスじゃない。全ての女の子が幼い頃にだけ持ってる貴重な資産だ。タケノコだって、竹になったら食わないだろ!」


 俺が貧乳のすばらしさを全力で訴えると、お茶ポエム博士が「む」とビールケースから立ち上がる。


「何をぬかすか。乳がなければ男でもいいだろう。乳こそ究極かつ至高、すなわちロリ体型に乳のあるロリ巨乳こそが、人類の求めるべき到達点である!」


「おまえら2人とも逮捕されればよきぞ」


 熱く異論反論オブジェクションをぶつけ合う俺と博士を見て、ロロロが冷めた目でつぶやく。どうしてこの熱さが伝わらないかなあ。


「とにかく、現実の幼女に巨乳がいないことを悟ったワシは、理想のロリ巨乳を追及するためにこの汎用ヒト型決戦メイドロボ『キューティープリンセス1号』、略してプリンちゃんを作ったのだ」


「おっしゃる通りですドクター」


 今までずっと沈黙してた巨乳メイドが、いきなり口を開いて博士に同意した。けどその事実よりも実はロボットだったことよりも、いい年した後期高齢者がプリンちゃんなんて単語を発音したことが何よりビックリだ。


「俺は巨乳になんか1ミクロンも興味ないけど、あんたが巨乳メイドロボを作って揉みまくりたいなら好きにすりゃいいよ。でも、それを駅前で訴える意味がどこにあるんだ」


 実際、まともに話し相手になってるのは俺とロロロぐらいで、他の人たちはみんな見てはいけないものでも目撃したみたいにソソクサと通り過ぎてる。


「よくぞ聞いてくれた!」


 俺の問いに対して、博士は目を異常にキラキラさせながら食いついてきた。うわあ、コレ絶対聞かなきゃよかったパターンだ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「アジフライ」は?

 頑河ナンだ。正直、メイドロボとやらがどれほどすごいものなのか知らないが、機械に給仕をさせるよりも、人を雇った方が優秀だし安上がりなのではないか? よくわからない世界だ。

 次回、「幼女基金」。ぜってえ読めばいいと思う。

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