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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 6『いつかねこ神様になる日まで』
51/143

#51「生脚魅惑」

「なー、いーかげん機嫌直してってばー」


「そうだぜ、仮にも神様なんだから、そんな子供みてェにダダこねてねーでよー」


 ロロロと俺、とどめにチェリーまで失言をフルコンボで連発したせいですっかりスネちゃったかるかは、ジャングルジムのてっぺんに両足を引っかけてペローンとぶら下がったまま口をきいてくれない。


 逆さ吊りになってるせいで着物がめくれて、太ももが合法的にはなかなか見られないエリアまで景気よく露出してる。


「見た目年齢的には俺のストライクゾーンより低いけど、幼女の生脚っていうのは世代を問わずいいものだなあ、って痛い痛い痛ーい! ロロロ、忘れた頃に指輪で指締めるのやめてー!」


「自分の性癖だだ漏れさせし変態の指など、ちぎれてなくなればよきぞ」


 結婚した当初は呼吸するような自然さで喰らってたロロロの指輪攻撃も、最近はめっきり減ったから油断してたぜガッデム。


「幼女って限定してる時点で、世代を問わずって言えてなくねーか?」


 チェリーもツッコむところそこじゃねえよ。


「ふーん。お主らはそうやってキャッキャウフフじゃれてればよいのじゃ。お主らがリア充を満喫しておる間に、神力を失った吾は消え果てるのみなのじゃ。よよよ」


 最後のは明らかに嘘泣きだけど、そこまで言われたら俺だって罪悪感を覚える。たとえ嘘でも、幼女を泣かせるヤツにロリコンを名乗る資格なんてないもんな。


「俺らも信徒を増やすのに協力してやるからさー」


「……まことか?」


 俺の言葉に、嘘泣きをやめてこちらをチラ見するかるか。


「嘘だ」


「嘘かーい!」


 逆さ吊りのままツッコんでくる。何度からかっても面白いけど、あんまりいじると泣きそうだからこれくらいにしておこう。幼女を泣かせ(以下略)。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「レアナワ」は?

 頑河ナンだ。一応この次回予告は回り持ちになっているのだが、順番は必ずしも正確ではないらしい。だからどうしたと言われればそれまでだが。

 次回、「布教計画」。ぜってえ読めばいいと思う。

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