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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 6『いつかねこ神様になる日まで』
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#49「仇敵再会」

「コンビニ行ってきたの?」


 俺の問いに、ロロロはあっさりうなずく。


「む。ビールとエロ本買おうとすれど、店員に怒られしぞ。あの店いつか燃やす」


「いや、それは店員悪くねーだろ」


 チェリーの言う通り、体操服姿の見た目幼女にビールとエロ本を売る店員がいたら、そっちの方が問題だ。ていうかビールはともかく、しれっとエロ本買おうとしてんじゃねえよ。


 そこにかるかがひょいと顔を出してきた。


「おや、お主はロロロか? 風の便りで封印されたと聞いておったのじゃが、いつの間に復活したのじゃ」


「え、知り合い?」


「なんと、メギドがまた稚児でもたぶらかせし思えばかるかか。いたく縮みしぞ」


「人を洗濯物みたいに言うでない」


 普通に会話してるロロロとかるかに、俺とチェリーは顔を見合わせる。幼女なのと言葉づかいのクセが強いのを除いたら、特に接点なんてなさそうに思うんだけど。


「ロロロが封印されし前、江戸向かう途中の村で守り神せしかるかと何度か戦いしぞ」


「あの頃は吾も若かったのう」


 この中で見た目最年少のかるかに言われても、説得力はナッシング。


「そういえば、あの頃の決着はまだつかざりしぞ。今つけるか」


 コンビニ袋をさげたままファイティングポーズをとるロロロ。けどかるかは首を横に振った。


「いや、やめておく。見ての通り、吾の神力しんりきはすっかり落ちておるのじゃ。お主とたたこうても勝ち目はなかろ」


「むう、確かに。あの頃はそのような稚児の姿でなく、もっと背丈もあってばいんばいーんとしておりしぞ」


 どうやら昔のかるかは、今みたいなロリババアじゃなくて大人体型の神様だったらしい。だとしたら今の方がいいなあ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「メガガク」は?

 ロロロぞ。かるかとは昔、さんざんガチで殺し合いせし。今となりてはよき思い出ぞ。まあ今でも必要あらば殺せしが。

 次回、「水没神社」。ぜってえ読んでくれよぞ!

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