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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 4『揚々町印度化計画』
33/143

#33「売場破壊」

「許せなきなら如何いかんするぞ。さあやってみよ、はよ」


「貴様あああ」


 ナンをしきりに挑発するロロロと、その挑発にあっさり乗るナン。事態は一触即発で、うっかりオナラでもしたら一気に暴発しかねないデンジャーな状況。


 先にナンが仕かけた。タンブラーのカレーを一口飲んで、ロロロ目がけて猛ダッシュ。


「死ねええええ」


 突き出された右ストレートを、ロロロはギリギリのところで回避。後ろにあった紳士服店のマネキンがぶん殴られて、スーツの上に出た頭の部分だけバキーンと吹っ飛ぶ。ナンは気にした様子もなく、振り返ってさらに追撃。


 ロロロはそれを次々とかわして、雑貨店やカフェの店頭、通路のベンチにエスカレーターなど次々に破壊。店側の被害は甚大なのに、周りの人たちは気付いてる様子さえない。


 何かデジャヴを感じると思ったら、図書館前でセリエルと戦った時とほぼ同じ展開。ただ違うのは周りの店を盛大に巻きこんでることと、ほぼ全身まんべんなく隙だらけのセリエルと違って、ナンの動きには無駄がなくて攻め入る隙も見当たらないってこと。何か格闘技でもやってるんだろうか。


「いちいちよけるな。追うのが面倒だ」


「よけねば当たりしぞ!」


 速攻でツッコんだロロロを、セリエルが後ろから襲う。止まったままのチェーンソーで殴りやがったから、作動音がしなくて気付かなかった。パワープレイ専門の脳筋天使だと思ってたら、そんな小技も使えるのか。


「ロロロ!」


 チェーンソーのフルスイングを背中に受けたロロロは、吹っ飛ばされて靴屋の店頭にズドーン。革靴スニーカーパンプストレッキングシューズサンダルなどなどあらゆる靴のサイズ違い色違いが元気よく乱れ飛ぶ。


「案ずるなメギド。これくらいで祓われるロロロではなきぞ」


 すぐにロロロが起き上がる。靴がクッションになってダメージを軽減したみたいだけど、このぐちゃぐちゃになった売り場は誰が片付けるんだろうな。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「アメデオ」は?

 ホーッホッホッホ、セリエルでしてよ! いかがですかナンさんの破壊力とワタクシの知力は? 次回でいよいよ皆様お待ちかねのとどめですわ!

 次回、「炎上寸前」。ぜってえお読みあそばせ!

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