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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 1『センチメンタル邪悪』
3/143

#3「封印崩壊」

 祠には干からびた花束やらワンカップの空き瓶やらが供えてあるけど、長らく放置されてるみたいで特に食えるものもなさそう。こんな場所に用はねえやと思って立ち去ろうとした刹那、祠の奥で何かが一瞬チカッと光った。


 ワッツハプンと思って奥を覗きこんだら、何かキラキラと輝く物体が見える。何だろうと思って手を伸ばしたところで、ホコリが鼻に入って思わず「イップシ」と加トちゃんみたいなクシャミ。その拍子に奥の壁に右手をぶつけてアイタタター。


 とっさに手を引っこめるとミシミシとイヤーな感じの音が広がってきて、そのうち祠の全体がガタガタ震え出して俺ガクブル。あれ、ひょっとして俺やらかした? なんて焦ってる間にも祠はサザエさんのエンディングみたいにガックンガックン揺れまくって、激しい振動に耐えきれなくなったのか老朽化した木材が破片を周りにビッシビシ撒き散らす。


 慌てて止めようとするけど時すでにトゥーレイト、とうとう祠が音立てて崩壊。後に残ったのはキラキラと輝くタマネギぐらいの大きさをした紫色の宝石。祠の奥から日の当たる外に出されたことで、キラキラ感も大幅にアップ。さっき光ったのはコレだったんだねって納得した直後に宝石はちゅどーんってバカ丸出しな音とともに爆裂四散。


「どひゃあ!」


 吹きつける爆風とモクモク煙に思わずその場でスッテンコロリとひっくり返る俺。昭和のコントみたいにベタなコケ方に自分でも呆れながら起き上がれば、祠のあった場所改め宝石のあった場所に誰かが立ってる。どなた?

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「俺敵」は?

 メギドです! なんかこの小説、悪魔幼女とか言ってるくせに全然幼女が出てこないんだけどどういうこと? タイトル詐欺なの?

 次回、「幼女降臨」。やっとかよ! ぜってえ読んでくれよな!

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