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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 4『揚々町印度化計画』
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#25「社畜買物」

 長谷皮の訪問から数日経った日曜日。俺とロロロは町はずれにあるショッピングモールに来てた。


「おおう。山から下りし時もすごい思えど、よくもここまで大量の人間どもが集まりしぞ。まるでおっきい石どけるとわらわら出づる虫みたいぞ」


 のっけから暴言炸裂のロロロは、モールに押し寄せた買い物客や家族連れの圧倒的な物量にかなり驚いてる模様。テンションもだいぶ上がってるみたいだ。


 そもそも日々の社畜ライフで慢性的に睡眠不足の俺が、どうしてわざわざ貴重な日曜日を使ってこんなとこに来たかって言えば、「人間どもの集まりし場所案内(あない)せよ」っていうロロロのリクエストに他ならない。


 どうせなら体操服以外にもロロロの着るものを買いたいし、ついでに家族連れで来る幼女をウォッチしたいしなんて目的も全部乗せでモールを選んだって次第。


「はぐれるなよ。この人混みじゃ見つけ出すのも大変だからな」


「ぬ、子供扱いせしは許さじぞ。そんな生意気申すメギドには、尻に電動ドライバーねじこんで高速回転してやりしか。プラスかマイナス好きな方選べ」


「どっちもやだよ!」


 だからそんな知識をどこでラーニングしてるんだ。俺の所持してるエロライブラリにだって、そこまでマニアックなプレイはないってのに。


 とはいえ、本人の言う通りロロロもいい年のロリババアなんだし、子供と違ってそんな簡単に迷子にはならないだろう。本人にロリババアって言ったらぶっ飛ばされるけど。


「そうだよねえ?」


 なんて尋ねようとしたところ。


「……」


 もうはぐれてた。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「ヨガモガ」は?

 長谷皮ですう。ショッピングモールの迷子って多いですよねえ。大事なお子さんとはぐれないように、お父さんお母さんは手錠を掛けたらいいと思いまあす。

 次回、「幼女失踪」。ぜってえ読んでくださいねえ。

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