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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 3『誤認逮捕しちゃうぞ』
24/143

#24「天使再襲」

「あと、どうして28歳なんて微妙な年齢にしたの。これだと俺より年上になるじゃん」


「実際年上ぞ」


 まあそりゃ実年齢はそうなんだけど、見た目だけなら長谷皮みたいに子供だって思う人の方が圧倒的にマジョリティなんだから、そんなに年上に固執しなくてもいいのに。


「ロロロは確かに見た目子供だし、メギドもロリコンだからロロロに求婚せしはわかりしぞ。けど中身はちゃんと大人なりしゆえ、それ相応の扱いしてほしいのぞ」


 そう言ってプイと顔をそむける。あーもうこの子供が無理して大人ぶってる感じがテラかわいいなぁ今すぐ抱きしめて髪をわっしゃわっしゃしたいなぁって思ったけど、実行に移すよりも先に部屋から声。


「ふははははは、いかがですかこのポンコツ悪魔! 潜伏先の人間が逮捕されてしまえば、アナタもこの町にはいられなくなりましてよ!」


 部屋に戻ればいつの間にか窓が開いてて、セリエルが高笑いしながらロロロが食べかけの弁当を勝手に食べてる。


「なるほど、通報せしはおまえか」


「ホーッホッホ、アタクシの頭脳作戦にまんまとかかったようねおバカさん。ってアレ? その人間、逮捕されたのではございませんの?」


 俺がまだいるのに気付いたセリエル、不思議そうな顔してこっちを見る。口の横にはご飯つぶが付いてる。俺がマウストゥマウスで取ってあげて、それをロロロにマウストゥマウスで食べさせてあげたい。ていうかマウスマウスうるせえよ俺。


「しかもロロロのシュウマイを……」


 怒りのロロロ、狭い室内ではありえない猛ダッシュで突進すると全体重を乗せたパンチをセリエルの顔面にボーン。


「ひえええええ」


 窓から元気よく吹っ飛んで星になるセリエルに、ロロロが叫ぶ。


「今度こんなことなせば、乳首にワニ口クリップ挟んで高圧電流ビリビリ流せしぞ!」


 おまえは図書館でどんな本を読んでたんだよ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「アラデキ」は?

 セリエルでしてよ! だんだんアタクシのキャラがワンパン吹っ飛び出オチ要員で固まりつつありますけど、次こそは逆にぶっ潰して差し上げますわ。覚えてらっしゃい!

 次回、「社畜買物」。ぜってえお読みあそばせ!

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