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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 3『誤認逮捕しちゃうぞ』
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#21「誘拐容疑」

 長谷皮の言う、この家に出入りしてるちっちゃい女の子に心当たりはある。っていうか明らかにロロロのことだ。自由に図書館とか行かせてたんだから、そりゃ出入りするとこを見られたっておかしくない。


 けど、ちっちゃい女の子が出入りしてるって事実だけにクローズアップしたらこの状況は非常にマズい。家宅捜索なんかされたら持ってる本とかPCの中身とかから俺がロリコンなのは丸わかりだし、何より当事者のロロロが今も奥で弁当食ってる。


「それでえ、詳しいお話を伺いたいんですけどお」


 この長谷皮って人、見た目はほんわかしてて物腰も柔らかいんだけど、目の奥に何かそれだけじゃない鋭さを感じる。彫刻刀の丸刀みたいな、切れ味はそんなによくないんだけど彫られると深くえぐられる感じ。


「えーと、あのー。そのー」


 俺は読みこみの悪いDVDドライブみたいに脳をフル回転させて現状の突破をやってTRY。ここで変にうろたえたりしたら挙動が不審になってますます怪しさ増量キャンペーンなんて理性じゃわかってても、脳はカラカラカラカラって中にハムスターでもいるのかよってくらい空回りして、挙動不審はますますヒートアップするばかり。


 さあどうする俺。何とかしてこの場を切り抜けるか、それとも窓から逃げるか。だから落ちたら死ぬんだって。なんて俺が頭を悩ませまくってたちょうどその時。


「どうしたメギド。何を玄関で奇妙な踊りなどせしぞ」


 俺が玄関から戻ってこないのを不審に思ったロロロが、食事を中断して出てきた。うわーい、これで現行犯だー。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「ウメカナ」は?

 長谷皮ですう。えっと、ここでは予告をすればいいんですかあ? 次は私が、ロロロちゃんとお話しするらしいでえす。

 次回、「身分証明」。ぜってえ読んでくださいねえ。

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