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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 1『センチメンタル邪悪』
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#2「社畜遭難」

 しばらくむなしいやまびこを堪能しまくって、ここでふと気付く。そういえばさっきから幼女どころか、老若男女誰ともエンカウントしてない。


 ていうか人の気配そのものがちっともしないし、似たような景色を何度も見てる気がするのは同じとこをグルグル回ってるせいなのか。これはひょっとしてアレか、遭難ってヤツなんじゃねーの? 楽しさから一転してのピンチ、俺ピーンチ!


 どうなる俺、弱冠27歳前科なし。こんなとこで死んでしまうとは何事だ。いや死なねーから、ロリコンこじらせた挙句に童貞のまま死ぬとかありえねーから!


 なんていったん思ったら不安が水で戻した乾燥ワカメぐらい急激な勢いで膨れ上がって、ウギャーウギャーって奇声をあげながらやみくもに動きだしてはみたけど一向にハイキングコースへ復帰できる様子はナッシング。時には起きないムーブメント。スマホの充電も切れて、今自分がどこにいるのやらさっぱりわからない。


 このままライフを消費してたら衰弱死に向かって一直線。なんて頭で理解はしてても不安と焦りのせいでジッとなんかしてられない。例えるなら、いきなりケツが無性にかゆくなるあの感じ。ちゃんと拭いたはずなのに。


 動いて動いて動きまくっても森の中。草木ばっかりが延々エンドレスで続く中で、ふいに視界に入ってきたちっちゃい建物。あまりにちっちゃくて汚いから工事現場なんかにある仮設トイレかって一瞬思ったけど、近寄ってよく見たらお稲荷さんとかお地蔵さんとか、とにかくそれ系のほこらみたい。


 何だかよくわかんないけど、とりあえず行ってみるっきゃ騎士ナイトでしょ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「幼怖」は?

 メギドです! 夏ってイヤだよね! 暑くてジッとしてても汗かくし、満員電車で汗だくのおっさんと密着するのとか最悪! 1年中ずっと冬ならいいのに!

 次回、「封印崩壊」。ぜってえ読んでくれよな!

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