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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 2『天使が来たりてヘヴィメタる』
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#15「戦闘空間」

 チェーンソーを構えてこっちを挑発しまくるセリエルと、その挑発にまんまと乗って険悪な視線を向けるロロロ。至近距離で幼女2人がにらみ合ってる状況は絵的にはビューリホーだけど、間に漂う殺気は尋常じゃない。


「ていうか、往来でこんなに火花バチバチ散らしてるのに、どうして近所の人たちは不審に思わないのかね。特にセリエルなんて、速攻で通報されてもおかしくないのに」


「あやつはこの場に結界張りしぞ」


「結界?」


 どうやら2人with俺の周辺で起きてることや物音は、結界の外にいる人たちにとっては感知できない仕組みになってるらしい。そんな都合のいい展開あってたまるかって思わなくもないけど、現に起きちゃってるんだからしょうがない。


「アニメなんかでは結界の外がモノクロになるとか演出があるから実感できるけど、これじゃどこからどこまでが結界なのかわかんないなあ」


「そんなこと知る必要ございませんわ。なぜなら貴方どもは、生きてこの結界を出やがることはございませんから!」


 そう叫びながら、セリエルはチェーンソーをぶん回してこっちに斬りかかってきた。


「キョエエエエエ!」


 これじゃ狂人だ。


 俺とロロロは二手に分かれて、セリエルの突進をかわす。空を切ったチェーンソーがマンホールのフタに当たって、売られていく子牛の悲鳴みたいな音を立てながら火花が散った。


「デェェストロォォォイ!! もっと無様に逃げまどうがいいですわ。そしてステキな断末魔を、アタクシにお聞かせくださいませ!」


 こいつ本気と書いてガチでリアルにヤベえぞ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「ヨジョクナ」は?

 ロロロぞ。いきなり出てきしセリエルとか申す天使は存ぜぬが、あまり調子乗りしようなら、いっぺんシメねばならざりしぞ。

 次回、「一撃必殺」。ぜってえ読んでくれよぞ!

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