#135「自爆願望」
ムシャ子が目の前で展開させるウィンドウでは、何だかよくわかんない数字の羅列が虫の群れみたいにペカペカ動いてる。
ムシャ子が手元の端末を動かすとその数字が動くのに合わせて、周りでは雷が落ちたり地面から炎が噴き出したりとなかなかのパニック具合。
「どうやらあの端末で、世界を操作しておるようじゃな」
「デバッグモードということか」
かるかと博士が話してる間にも、ムシャ子の操作は続いてる。
「なあ、何だか暑くねえか?」
チェリーが言う通り、急に気温が上昇しだして、俺もみんなも汗ダラダラ。ロロロみたいに地肌を伝う汗もエロいけど、汗で濡れた服が幼女の体に貼り付くのもいいもんだなあ。
「また何かよからぬことを考えしか」
ロロロが呆れた顔でこっちを見る。いや、これは男の性みたいなもんだからさあ。考えるだけで行動に移してないんだから大目に見てほしい。
「くくく、みんなぶっ殺してやります。もう深夜残業とも休日出勤ともおさらばです」
「落ち着いたらどうだ。世界が終わったら、君だって無事では済まないだろう」
ナンが諭すけど、ムシャ子に聞き入れる気配はナッシング。
「そんなの知りません。もうみんなみんなみんなみんな、ひとり残らずぶっ殺してやります死ね死ね死ね死ねええええええええ!」
最後の方はもはや絶叫。憎しみが強すぎて、完全に見境を失ってる模様。
気温は上がる。雷は鳴り響く。マラソンランナーは武道館に到着。いくらロロロが世界の混沌を望んでも、世界そのものが崩壊しちゃったら意味がない。
「ちょいとお遊びが過ぎしようぞ」
ムシャ子の暴走を止めようと、いよいよ立ち上がるロロロ。1歩踏み出したその直後、雷が直撃。
「無念ぞ」
「おいロロロ!?」
命に別状がないのは見てわかるけど、すっかり気を失って戦える状態じゃない。
「どうするんだよ、この中でおまえが最強なのに!?」
「どうやら相手は思ったよりも強かったようじゃな」
冷静に言われても困る。もはや世界は崩壊に向かって一直線。ロロロを欠いた残り全員でムシャ子を止めようとすると、なぜかアニーが妨害してくる。
「あはは、人の邪魔をするのって楽しいよね」
そして海が割れて山が燃えて消費税が上がる。もうダメだこりゃって諦めかけたその時。
「ストップ、ストーップ! いったい何をしよるんよ!?」
世界が真っ白にフラッシュして、運営ちゃんの声が空から轟いた。
さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖い」は?
セリエルでしてよ! 何だか色々ありすぎまして、もはや意味がわかりませんわ! どなたかアタクシにもわかるように、きちんと説明してくださいませ!
次回、「再編計画」。ぜってえお読みあそばせ!




