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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 2『天使が来たりてヘヴィメタる』
13/143

#13「知識殿堂」

 翌日は土曜日。俺はロロロを連れてマンションを出た。


「久しぶりの外はよきかなー」


 この1週間、ずっとロロロは部屋にこもったまま外出してない。別に監禁してたワケじゃなくて、部屋のカギだって預けてたのに、本とかテレビとかで情報収集するのに夢中で自発的にひきこもってたらしい。


「散歩ぐらいすればいいのに。運動不足は健康にもよくないよ」


「悪魔に健康など求めるな阿呆。物事には順序いうものありしぞ。今こうして外に出ておりしゆえ、何も問題あらぬ」


「あっそれなら運動不足の解消に、主に腰を使った軽い運動なんかを」


「往来で稚児に公開セクハラとか、おまえどれだけ変態ぞ。去勢してやろうか」


「ンモー、そんなこと言ってホントは嫌いじゃないくせにー。お望みならもっとえっちいことを今ここでしてあげても――痛ってえ! もげる、指もげるからやめて!」


「その指輪は違う場所着けた方がよかったかもしれぬのう」


 なんてハートウォーミングな会話をしつつ、スマホのナビを頼りに俺たちが向かったのは。


「えーと、地図によるとこの辺に。あっアレだ」


 指さした先にある妙に小洒落た建物は、最近改装したっていう区立の図書館。ここなら時間の許す限り、何百冊でも館内閲覧し放題だ。


「ぬう。ロロロの封印されし頃は、庶民の中に本どころか文字読める者さえほとんどおらざりしぞ。それが数百年の間にここまで普及せしとは、人間おそるべしぞ」


 感心するツボがピンとこないけど、ロロロが満足してるなら俺的にはオールオッケー。喜び勇んで館内に入ろうとした矢先。


「お待ちなさい」


「へ?」

「ぬ?」


 いきなり声をかけられて、俺とロロロが同時に振り返る。そこにはロロロの見た目とほぼ同学年くらいの女の子すなわち幼女が、何やらすごい剣幕でこっちをガン見してる。


 何だかよくわかんないけど、急に波乱の予感がしてきちゃったよ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「ヨヨコワ」は?

 メギドです! 散歩って楽しいよね。部屋にひきこもってばっかりじゃ運動にならないし、公園なんかで幼女とエンカウントもできないし。

 次回、「天使襲来」。ぜってえ読んでくれよな!

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