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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 15『イロトリドリ ノ セカイはこわれたおもちゃだから』
125/143

#125「潜入校舎」

「本当に、ロロロって悪魔は学校にいるのかよ」


 聖☆揚々学園の裏門を前にして、俺はプリンちゃんに尋ねる。


「私のリサーチに間違いはありません」


 そう言われたって、簡単に信じられるもんでもない。


「だって俺、この学校に5年近く勤めてるんだぜ。もし学校にいるなら、1回くらい見ててもおかしくないんじゃねえの?」


「その記憶は操作された設定ですからあてになりません」


 サクッと切り捨てられる。


 もう下校時刻を過ぎてるから、正門は閉まってる。そう思って裏に回ってみたけど、裏門もやっぱり閉まってた。


「フェンスをよじのぼって越えるしかないかなあ」


 俺がつぶやくと、プリンちゃんは「その必要はありません」ってこれまた即答して、腕からミサイルを発射。


 目の前で花火を打ち上げされたみたいなずん、っていう重い爆音と煙。思わず閉じちゃってた目を開けると、裏門のあった場所はガレキの積み重なったプチ廃墟と化してる。


「おまえ何考えてるんだよ? こんなことして警察に通報でもされたら、大変な騒ぎになるぜ」


「構いません。メギドさんの記憶が戻ったら、もうこの世界には用済みです。後悔しないように、ガンガン行ってぶっ壊してやりましょう」


 プリンちゃんは堂々と言うけど、これってどう考えても犯罪なんじゃなかろうか。


「アタイは行くぜ。難しい話はわかんねーけど、学校で好き放題暴れまくるなんて最高じゃねーか」


 ちなつは楽しそうに言ってのける。夜の校舎で窓ガラスを壊して回る年頃の生徒にとっては、こういうシチュエーションは魅力的らしい。


 ちなつほど短絡的になれない俺は、まだ決心がつかないでいたけど、そこへ博子が告げる。


「どっちにしても、おまえに拒否権などないわい。引きずってでも連れて行くから覚悟せい」


「おっしゃる通りですドクター」


 どうやら先に進むしか選択肢はないらしい。引きずられるよりは自分で歩いた方がマシだから、俺はプリンちゃんたちに続いて裏門の残骸を乗り越えた。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「神社仏閣を金属バットでドーン」は?

 ドンペリ父さんです。ドンペリドンペリ。皆さんは里帰りしていますか。ドンペリは懐かしいおふくろの味。おめでたい席や換気扇の汚れ落としなどにいかがでしょう。

 次回、「探索任務」。ぜってえ読むでドンペリ。

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