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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 2『天使が来たりてヘヴィメタる』
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#12「情報収集」

「で、学習は進んでるの?」


 サバの骨を割り箸で取り除きながら、俺はロロロに尋ねてみる。


 都内にある俺のマンションへ来て、ロロロが最初に要求してきたのは本だった。


「ロロロが封印されし間、世界は大きく変わりしぞ。まずはそれ把握せしが必要ぞ」


 そう言って、俺の部屋にある本とかマンガとか新聞とかをザクザク読みだした。つっても部屋にある活字の本なんてラノベとプロレス雑誌ぐらいなんだけど、そんなの読んで学習になるのかはかなりクエスチョン。


「部屋にある本は一通り目を通ししぞ」


 それは部屋の床が見えないくらいに読み散らされた本の山を見たらだいたい察しがつく。誰が片付けるのかって、きっと俺なんだろうなあ。


「それで何かわかった?」


「む。メギドは稚児に欲情する、筋金入りの変態ぞ」


「アウチ」


 そりゃ俺が持ってるR18のマンガやDVDは9割近くがそういうジャンルのヤツだから否定はしないけど、そんなの本なんか読まなくたって、俺が身をもって教えてあげられるのに。


「まあ冗談はさておき、新聞やテレビの情報から大まかな現状は理解せしぞ。稚児を愛づる漫画も、今の言葉覚える役には立ちしぞ」


「ロリマンガで現代語覚えるとか、どんだけエリートコースだよ」


「そんなことどうでもよい。それよりもっと専門的な知識学べる本ないのか」


「本はあんまり読まないからなあ。調べものにはだいたいネットを使うし。俺がいないときなら検索履歴を見ないって条件でPC好きに使っていいから、自分で調べてくれると助かるんだけど」


「イヤぞ」


 何日か前に俺がPCを使ってるのを見て、ロロロが興味を持ったから操作を教えてみたんだけど、マウスのダブルクリックができないみたいですぐに投げ出しちゃった。おばあちゃんかよ。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「ヨウセカ」は?

 ロロロぞ。あのカチカチいうヤツは意味わからざりきぞ。あんなもの使えずとも、本読めば知識は得られしゆえ何も問題あらぬ。

 次回、「知識殿堂」。ぜってえ読んでくれよぞ!

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