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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 14『SAN SAN SAN さわやか惨劇』
119/143

#119「記憶回収」

 その日の放課後。


 俺は教室にお茶ポエム博子を残して、少し話すことにした。


「どうかな、クラスのみんなとは仲良くできそうかな」


「……」


 博子は憮然とした顔で俺の方を見てくる。


 朝の会でやらかした、ぶっ飛んだ自己紹介の後は特におかしな行動もなく、淡々と授業は進んでた。クラスの児童たちとも話してたようだし、特に問題はなさそうに見えた。


「それで、あの自己紹介はどんな意味が……」


 1つだけ、どうしても気になるのがこれだ。だって普通、女子小学生の口からロリ巨乳なんて単語出てこねえぜ。


「参ったな、誰も覚えておらんのか」


「お茶ポエム?」


 博子は俺の問いかけには答えず、椅子を踏み台にして机に飛び乗る。


「せめて上ばきは脱げよ。でも靴下だと滑るから気をつけて――」


「そういう問題ではない」


 机から机へと移動しながら、俺の方へと近づく博子。机に乗るとちょうど、俺の身長と同じくらいの高さになる。


「運営が設定を大幅にいじってくるのは想定しておったが、まさかここまで徹底するとはな。ムシャ子の隙をついて逃げ出したというのに、これでは何もできん」


「お茶ポエム、おまえ何を言って――」


 意味のわからないことをブツブツつぶやきだした博子を見て、リアクションに困る俺。電波系か何かだろうか。


(電波?)


 その単語が俺のどこかにヒットしたのか、左手の薬指がうずく。何かわからないけど、すごく大切なもの。それにたどり着くためのカギが、そこにあるような気がする。


「ああいう自己紹介をすれば、姿は変わってもワシだと気付いてくれると思っておったが、誰も覚えておらんようだ。それは今日1日、連中と話してよくわかった」


「だから何を言ってるんだ。意味がわからないぞ」


 本気で困る俺に、博子はやはり本気で呆れた様子。


「一番情けないのはおまえだ。よりによって、ロロロを忘れるとは何事だ」


「ロロロ」


 そんな名前の児童はうちのクラスにいないし、他のクラスにもいなかったと思う。なのになぜだろう、その名前を聞いたとたん、薬指の痛みが強くなった。


 俺の反応に手応えでも感じたのか、博子はさらに詰め寄ってくる。


「思い出せ、賽河原メギド。おまえはロリコンなんだ」

 さーて、次回の「逃げるは恥だが幼女の役に立つ」、略して「幼女に立つ」は?

 川本ッス! 先輩がここ何日か会社に来てないッス。上司が連絡してもつながらないらしくって、こっちは仕事が増えて大迷惑ッス。先輩ロリコンッスから、捕まってないといいんスけどねえ。

 次回、「変態覚醒」。ぜってえ読んでくれッス!

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