#118「転入幼女」
何かが足りないって気持ちが、いつからか頭の中に換気扇の汚れみたいに溜まってる。
彼女がいないとか車買いたいとかそういうことかな、と思ってもみるんだけど、それよりもっと本質的な、大事なパーツが1個抜け落ちたみたいな気がしてしょうがない。
そのことを考えると、なぜか左手の薬指が、指輪もしてないのに痛いような熱いような、不思議な感覚になる。まるで以前、もっと強い刺激を受けてたみたいに。
足りないのが何なのか気にはなるけど、俺も仕事があるし、そんなことばっかり考えてたら生活できない。そんなワケでモヤモヤを抱えたまま過ごしてるエブリデイ。
そんなある日のこと。
4年蛹組に転入生が入ってくることになった。
朝の会でクラスの児童たちに伝えると、それぞれの反応が返ってくる。
「男子でゴザルか? 女子でゴザルか?」
「吾は猫好きの子がよいのう」
「皆さんも仲良くしてあげましょうね」
「かばね、おなか、すいたー」
教室がザワついたところで、廊下に待たせてた転入生を呼びこむ。
「それじゃあ入ってきて――うわあ!」
教室のドアをズババババーンと豪快に開けて入ってきた転入生は、猛ダッシュでこっちに突進してくると、助走の勢いのままに教卓の上へジャンプ。クルッと児童たちの方へターンしてポーズをキメる。
「おおっ」
いきなり奇行をかました転入生が女子なのを見て、ますますザワつく教室。彼女はスーパーとかで普通に売ってるシャツに、かわいさよりも動きやすさを重視したみたいなショートパンツ姿。ただしシャツの上にはなぜか白衣を羽織ってる。
彼女は教卓の上に立ったまま、児童たちに向かって元気よく名乗った。
「ワシはお茶ポエム博子である! この学校にはロリ巨乳が足りん!」
さーて、次回の「ゲスの極み幼女。」、略して「。」は?
ソドミです! なんかお兄ちゃんと急に連絡取れなくなっちゃって、東京で何が起きてるの? しょうがないからあたしは実家で、お兄ちゃんのことを思って毎晩(以下自粛)
次回、「記憶回収」。ぜってえ読んでちょうだいね!




