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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 13『世界はそれをカオスと呼ぶんだぜ』
115/143

#115「崩壊危機」

 運営と名乗った女の子は、学年で言うとあぷりと同じくらいだろうか。その辺のスーパーで売ってそうな普通の子供服姿で、ランドセルでも背負わせたらごく普通の小学生にしか見えない。


「うちは、ここを含む多層世界を包括的に管理しよるんよ。システムのメンテナンスやトラブルの解決、世界を活性化させるための企画立案と実行などなど、色々やりよるけん」


 運営は淡々と語る。セリフに出てくるいちいち小難しい単語の数々と、見た目とのギャップが半端ない。


「言ってることはよくわかんねーけどよ、要するに神様みたいなもんか」


 チェリーが尋ねると、天使のセリエルが黙ってない。


「はあ? 何をふざけたことをおっしゃいますの、このヤンキーは? 主とは偉大な存在であって、あんなちんちくりんのお子様なはずが――」


「おまえはうるさいんよ」


 運営が軽く指先を上げると、触れてもないのにセリエルは真上に吹っ飛んで、頭から元気よく天井に激突した。まるでダンジョンの中で移動呪文を使った時みたいだ。


「神様ほど偉くはないんやけど、一応これくらいはできよるけん」


「……」


 運営がただの幼女じゃないのを目の当たりにして、俺も含めてみんな言葉を失う。セリエルはこの中じゃ1番の雑魚だしワンパンやられ要員とはいえ、ボディタッチもなしで吹っ飛ばすなんて尋常じゃない。


「で、その……何て呼んだらいいかな」


「運営ちゃんって呼んでほしいんよ」


 破壊力と呼び名のギャップがこれまた半端ない。これがアレか、ギャップ萌えってヤツなのか。


「それで運営ちゃん、俺を殺せば世界の悪化が食い止められるっていうのは……」


「言葉通りの意味なんよ」


 サクッとうなずく運営ちゃん。


「賽河原メギドとロロロ。このふたりのいびつな欲望が周りの多層世界を巻きこんで、今もなお巻きこみ続けよるんよ」


「そりゃどうも」


「褒めよらんけん」


 そこは褒めてくれてもいいのに。


「マジメな話、ふたりのせいで世界はえらいことになりよるんよ。つながった世界を矛盾しよらんように整合性をとるのも大変やし、サーバの負荷も増える一方やけん、このままやと世界が危ういんよ」


 俺たちだってわざとやってるワケじゃないし、そう言われても困っちゃうよなあ。

 さーて、次回の「昨日のカレーがおいしいなら最初から1日寝かせればいいじゃない」、略して「カレー」は?

 セリエルでしてよ! この前クソ作者って言ったら、予告の順番飛ばされましたわ! やり方が卑怯でしてよ! あとあの川本って誰ですの?

 次回、「世界再編」。ぜってえお読みあそばせ!

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