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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 13『世界はそれをカオスと呼ぶんだぜ』
112/143

#112「混沌世界」

「俺が!?」


 思わず声が大きくなる。


 だってそりゃ、世界があっちこっちラーメンのスープに浮いた油みたいにつながってワケわからん事態になってるのが全部俺のせいだって言われたら、ドッキリドキドキもするでしょ。


「なるほど、諸悪の根源はメギド、貴様か」


 ロロロがこっちをにらむ。その後ろではあぷりが、冷凍サンマを取り出して構える。やべえぞ、こいつら臨戦態勢だ。


 部屋いっぱいの幼女(一部除く)に囲まれて、俺は逃げ場ナッシングの文字通り四面楚歌。とはいえ俺だって身に覚えが全くないから謝りようがない。


 どうすりゃいいのさって思ったら、救いの手は意外な方向から差し出された。


「お待ちください。これはロロロさんが望んだことでもあります」


「え、ロロロぞ?」


 いきなり名指しされて、今度はロロロがドッキリするターン。このままひとりずつ順番にドッキリして、最後みんなでサラ○でも歌ってハッピーエンド、みたいな展開にはならんものかね。


「ドクターの調査によりますと、元々バラバラに存在していた多層世界が接合を始めたのは、今から2ヶ月ほど前のことです」


「前に博士も言ってたね」


 あれからもう半月近く経ってるんだなあ。


「その頃にメギドさんとロロロさんが出会ったと聞いています」


「そうだけど、何か関係あるの?」


「関係あるというより、おふたりが出会ったのが原因です」


「はあ!?」

「はあ!?」


 思わずハモった。


「おふたりのなれそめは、山奥に封印されていたロロロさんをメギドさんが連れ帰ったのだそうです」


「俺、博士にそのこと話したっけ?」


「ロロロも話せし覚えなきぞ」


 尋ねると、プリンちゃんはフリップにした写真を見せる。


「当日の駅の監視カメラに、角度によってはほぼ全裸のロロロさんに自分の上着を着せて、拉致するように連れ帰るメギドさんが映っていました」


「あのジジイ、そんなことまで調べたのかよ!?」


「ほとんどストーカーぞ」


 プライバシーをガン無視した博士はムカつくけど、最近は体操服の姿ばっかり見てるから、こうして初期バージョンを見ると改めてエロい格好だなあ。


「ドクターも詳しくはわからなかったようですが、この日メギドさんとロロロさんが出会ったことで、この多層世界が動き始めたのです。何かきっかけがあったはずです」


 そんなこと急に言われても俺だって困りング。

 さーて、次回の「君の歯ならびがきたない」、略して「歯がない」は?

 ソドミです! (以下自粛)

 次回、「運命夫婦」。ぜってえ読んでちょうだいね!

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