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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 13『世界はそれをカオスと呼ぶんだぜ』
110/143

#110「世界真相」

「違うとはどういうことですの? アタクシにもわかるように、ちゃんと説明してくださるかしら」


 プリンちゃんに向かってセリエルが詰め寄る。自分が20年近くこの揚々町に住んでたのを間違いって一蹴されたんだから、そりゃイラつく気持ちもわからなくはない。


「あなたがいたのは、本当はここではない別の世界です。あなたがいた世界とこの揚々町がある世界が接続されることによって、あなたは世界が変わったのに気付かないまま揚々町の住人になったのです」


 プリンちゃんの説明は、俺やロロロたちも聞いてる。


「チェリーは意味わかりしか?」


「アタイに聞くなよ」


 聞いてるけど、理解できるかどうかは別問題。俺も含めてポンコツ揃いの中、ナンが手を挙げる。


「質問がある」


「許可します」


「だとしたら、セリエルが元の世界のことを覚えていないのはどういう理由なんだ」


「そうですわ! アタクシの記憶では、20年前からずっと揚々町に住んでいましてよ? しかもその間、部屋の家賃は一度も上がっていませんでしてよ?」


「天使が賃貸に住むなよ……」


 しかも築20年以上って、なかなかのヴィンテージ物件だぜ。公団かよ。


「それは、あなたがこちら側の世界へ来た際に、設定が変更されたからです」


「設定?」


 いきなりそんなメタなことを言われても困る。


「なるほど、つまりセリエルは元の世界での設定を失ったまま、キャラクター単体として揚々町に呼び出され、与えられた新しい設定を過去の記憶と思いこんだまま生活していたということか」


「その通りです」


 俺たちが困ってる間に、ナンとプリンちゃんだけで会話が進行してる。おいおい、俺たちを置き去りにしないでくれよ。


「ていうか、どうしてナンはそんなに理解力あるんだよ。カレーばっか食ってるとそんなに頭よくなるのか」


「だったらいいが違う。別の世界から来たのは、セリエルだけではないということだ」


「それって……」


 思わず頭に浮かんだ疑問を裏づけるように、プリンちゃんが続けた。


「そうです。ナンさんもチェリーさんも、ここにいる方々はだいたい別の世界から揚々町へ来ています。もちろんドクターと私も」

 さーて、次回の「しじみ成分オルニチンなら疲れを明日に持ち越さない」、略して「じみい」は?

 魔法上等恥無恥無チェリーだゴラァ! 説明の長ゼリフばっかで意味わかんねーぞ! アタイはもっとこう、拳で語り合うようなアツい展開を求めてるんだよ。作者もそこンとこ、夜露死苦どーぞ!

 次回、「幼女転移」。ぜってえ読みやがれコノヤロー!

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