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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 12『ニンニン要人暗殺はつらいでゴザルの巻』
107/143

#107「父娘交友」

 うちで面倒見るって口で言うのはそりゃ簡単だけど、実現しようとしたら面倒なオプションが山ほどついてくるワケで。何より本人の意思が一番大事なワケだし。


「いや、拙者は全然オッケーでゴザルよ。むしろここから放り出される方が困るでゴザル」


 ハイ一番大事な案件クリアー。本人が合意してるしロロロも乗り気。だったらいくらオプションがあっても、俺だって強硬に拒否る理由はない。


 何しろ吹き矢で無理やり昏倒させるようなデンジャーな依頼主だ。暗殺に失敗したあぷりを野放しにしたら、それこそ口封じに始末されかねない。


 そして何より、困ってる幼女を見捨てるなんて、俺にできるはずがナッシング。幼女の幸せを願わないヤツに、ロリコンを名乗る資格はないんだよ。


「よし決まりし。今日よりあぷりはうちの娘ぞ」


「娘かあ」


 何か色々すっ飛ばして、いきなり父親になっちゃった俺。けど考えたら同学年の友人には、あぷりくらいの年の娘がいるヤツもいるんだし、案外ナシじゃないのかもしれない。実家にどう説明するかは追い追い考えるとして。


「えーと、よろしくお願いするでゴザル」


 そうと決まれば、むしろ積極的に新しい家族の誕生を喜ぶべきだろう。娘ができたらしたかったことは、面倒なオプション以上に山ほどあるし。


「よしあぷり、さっそくパパとお風呂に入ろう! 大丈夫これは下心とかじゃなくて、親子のスキンシップだから」


「下心しか感じないでゴザル!」


 後ずさるあぷりをロロロがかばう。ロロロも見た目は幼女なのに、そうしてるとなんだか母親っぽく見えるから不思議。


「よしあぷり、あの変態を今一度刺してやらむ」


「承知したでゴザル母上!」


 そう答えて冷蔵庫に駆け寄ると、冷凍室からイカを取り出す。くっそう、こんなことになるなら、魚と一緒に焼いて食っちゃえばよかった。


「父上、お命頂戴でゴザル!」


 冷凍イカを手に、襲ってくるあぷり。シチュエーションは昨夜とほぼ同じなのに、彼女の顔がすっごい嬉しそうで、俺までつられてハピーな気分になっちゃうのだった。


 ざく。


「ガチで刺すのかよ!?」

 さーて、次回の「カルボナーラがママンの味ならカテナチオでもボンジョルノ」、略して「カルボ」は?

 頑河ナンだ。メギドさんは幼女と結婚しただけでは飽き足らず、とうとう幼女の娘まで作ってしまったのか。さすがにそろそろ、通報した方がいいのかもしれないな。

 次回、「幼女集合」。ぜってえ読めばいいと思う。

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